園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.04.22 見〜つけた

IMG_9280

例年、6月になった頃、丸田沢や水の森公園からカメが森を越えてこども園の園庭に卵を産みにやってきます。しかし、鳥が空からその様子を見ているのか、動物たちが地面の変化に気づくのか翌日には卵の殻だけが残されてしまいます。ところが、北園庭で遊んでいた3歳児にじ組のMちゃんが見つけたという小さなカメをお皿に載せた担任のW先生が外から職員室の窓をノックし「カメがいました」と報告しに来てくれました。その可愛らしいカメを見れば、保育室で育てたいという気持ちが湧くことは当然ですが、どうやらこの赤ちゃんカメは外来生物法に基づく条件付き特定外来生物に指定されている「ミシシッピアカミミガメ(通称:ミドリガメ)」のようで、クラスで飼育することは控えることにしたようです。それにしても、この小さなカメ、どこで生まれどうやって園庭にやってきたのかわかりませんが、大人より断然地面が近いMちゃんが見つけたことに納得でした。

一方、5歳児ひかり組の子どもたちがイースターに合わせ、森で「エッグハント」(卵探し)をしていました。今日誕生日を迎え、6歳にになったRちゃんのお父さん・お母さんが隠してくれた卵を探すのに森を駆け回っていました。Rちゃんのお父さん・お母さんたちは子どもたちが考えもしなかった木に隠してくれたこともあり、大いに盛り上がっていました。その後、僕が園庭に隠すお役をおおせつかい、さりげないところに隠したことが功奏したようで、子どもたちがあちこち必死に卵を探し回ります。一方、子どもたちと一緒に卵を探してくれていたRちゃんのお父さんが、逆さまになっていた砂場で遊ぶための洗い桶ふと避けてみようとした時、見てはいけない卵を発見し大慌て。しかし、それを見ていたのが近くにいたRちゃんだけ。お父さんと顔を見合わせ、ついに卵を見つけ出し「さすが誕生日だね」と皆に声をかけてもらい大喜びでしていました。

北園庭に隣接する森に植えられた野桜等がいつの間にか咲き始めていることに気づきました。また、0歳児もも組の子どもたちは、二人乗り用のベビーカーに乗せてもらい気持ちよくなったたらしく眠っていました。