園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.05.30 色々なところに目を向けて歩こう

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今朝、職員室の自分の席から外を見ると目の前の地面に西洋タンポポとは違うレモンイエローのタンポポが咲いていることに気づきました。おそらく日本タンポポかと思われるのですが、全国どこにでも咲き見ることができる西洋タンポポとは違い、最近ではなかなか見かけることができなくなった在来種が咲いていることに、原生林が残る環境なので何処かにはあるだろうと思っていましたが、すぐ近くに咲いていたとは・・・。これから毎日観察することができればと思っているのですが、子どもたちにとっては日本タンポポか西洋タンポポかなんてことは気にすることなどないため、綺麗に咲いていると思えば摘み取ってしまうのは日常的なことです。それでも明日の朝もブラインドを開けて咲いているかどうか確かめてみたいと思います。さて、辛いことがあったり、落ち込んだり、悩んでいたり、疲れたりするとつい下を向いてしまうことが増えてしまいます。しかし、子どもたちは常に地面に咲く花や虫、木の実や鳥、友達のことを探すなど前後左右にも目を向けて生活しています。そう言う僕も、子ども以上にあちこちに目が向いてしまいます。今日も講義館へ出かけ、園に戻ってくる時、ケヤキの幹にキツツキが開けた丸い穴が開いていることに気づきました。人間が道具を使ってもあんなに綺麗な丸い穴を開けるのは至難の業でしょうが、幹に止まりくちばしだけで穴を開けるのですから、キツツキに与えれれている能力にただただ驚かされます。驚きといえば、本日、礼拝堂で、この4月に学長として着任なさった長谷部弘先生の就任式が開催され、教頭のS先生と出席してきました。不覚にも着替えを準備することを失念してしまい、僕だけ浮いていたかと思いますが、聖書に「何を食べようか、何を着ようか、思い煩うな」と書かれていますので許していただけていると信じて参加しました。そして、わずか1時間弱の就任式のなかで奏でられてパイプオルガンの響き、就任を言わず、音楽科の先生の歌声とピアノ、学長先生の就任のあいさつに心が打たれ、S先生と「ジーンときますね」と話をしながら園に戻ってきました。とにかく、贅沢な時間を過ごすことができ心が洗われました。そうそう、今日は厨房から出火したとして今年度二度目の避難訓練が行われました。訓練と分かっていても園舎内に響く電子音声は慣れないものです。しかし、子どもたちは先生たちの誘導に従い上手に避難することができました。

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