園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.07.14 大切なこと!

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0歳児ひかり組の保育室に季節感を感じさせるスイカの製作物が飾られていることに気づきました。赤と黄色の色画用紙に子どもたちが小さな指を使って黒い絵の具をペタペタして種をつけた(描いた)とのことですが、まさに唯一無二でどれ一つ同じものがない作品であること、その作者が0歳児だと思うとさらに心が和まされます。そして、今日の給食のデザートもスイカでしたが、多くの子どもたちが赤い果肉の部分を食べるのは勿論のこと、そこを通り過ぎて白い部分まで美味しそうに食べているのです。そんな様子は以前勤めていた保育園でも見られた風景であり、小学校時代、同級生の江◯君が皮がパナペナになるまで食べていたことを思い出しました。大人になると、そんなことをすることはなくなりますが、それは、みっともないとか恥ずかしいということからかと思います。しかし、それ以上に、大人になるにつれ、味の濃い食べ物に慣れてしまい、幼いときには感じることができていた、わずかな味を感じることができなくなってしまい、スイカの白い部分を子どもたちや江◯君のように美味しいと思えなくなっているのからなのかも知れません。しかし、日本人は白いご飯の甘みと美味しさを感じることができる舌を持っているはずです。その味覚を大人になっても失うことのないように育てることが大人の役目でしょう。

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