園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.06.19 園舎も楽器に

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今日は森の広場で開かれた“森の音楽会”のため0歳児から5歳児クラスまでの子どもたちが一堂に会し、ピアノとヴァイオリンの素敵な演奏を聴かせていただきました。PCやスマートフォンをはじめデジタル(機械音)で聴く音楽に慣れているであろう子どもたちにとって、生の楽器の音(本物)を聴く経験はとても新鮮だったようで、5歳児ひかり組のMちゃんは、初めて聴くクラッシックの曲でも、聞いたことのあるアニメやディズニーの曲でも曲が終わる度に友だちに話しかけたり後ろに座って聴いていると担任のH先生の方を満面の笑顔で振り返り喜びを伝えていました。また、曲によっては指示されることなく、自然発生的に手拍子が始まる姿に「すご〜い」と思わされました。また、0歳児の子どもたちも雰囲気に飲まれて泣くことなく、身体全体で“音”を“楽”しんでいてまさに素敵な「音楽会」だったと思います。片手で持つことができる小さなヴァイオリンから奏でられる音色とピアノの音が園舎内に響き渡り建物までもが楽器になっていたこと、プロとはいえ、ほとんどの曲を暗譜しているヴァイオリスト・ピアニストのお二人に驚き、脳がどのように動いているのか、一体何曲が頭の中に詰め込まれているのか覗いてみたいと思いました。以前勤務していた保育園では月に一度ハープ奏者に来ていてだきピアノやヴァイオリンとは違った音色に子どもたちが耳を傾けていました。そして、5歳児のお泊まり保育ではハープの生演奏をBGMに就寝という贅沢なこともしていただいていました。そして、こども園にも色々な楽器を演奏できる先生たちがいらっしゃいます。プロをお招きすることは素晴らしいことですが、時には先生方の才能を子どもたちに披露してもらう、音楽科の先生や学生たちに協力してもらうなどして音楽が身近なものになっていけるといいなあ?!そんなことを感じることができた何とも贅沢な時間、心の洗濯をすることができた、1週間の始まりの朝でした。子どもたちのために練習、準備をしてくださった二人のお客様に心から感謝いたします。ありがとうございました。

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