園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.04.08 アハ体験

IMG_9092

閃きや気づきの瞬間に「あっ!」と感じる体験のことを「アハ体験」と言いますが、子どもたちは常にアハ体験を重ねながら成長しています。僕はそんな子どもたち同様、もしかするとそれ以上にアハ体験をしながら生活しているように思います。3月上旬だったでしょうか南園庭に運んでいただいた玉切りしてもらったコナラを子どもたちが遊べるように使おうと思いながらも、構想が浮かんでは消えを繰り返したまま修了式や終業式、そして新年度の準備に追われ時間だけが進んでしまっていました。

しかし、明日、入園式、明後日の始業式を迎え、大学の授業が始まると更に時間に余裕がなくなると思い、今日、意を決して作業に取り掛かることにしました。といっても難しいことではなく、穴を掘り倒れないように立てるだけ。しかも、外遊びを始めると誰かしらが必ず遊んでいる丸太渡り(丸太橋)を増設するだけといったことなので設置が終了しても違和感も増えたことも気づかないほど調和してしまうのです。もちろん、作業に気づいた子どもたちはテラスから「園長先生何してるの〜?」と尋ねてくれたので変化に気づいていましたが、作業を見ていないお昼に登園してきた児童クラブの子どもたちがアハ体験(変化に気づいた)してくれたようで「あれ、これ誰作ったの」「いいね」と言いながら遊んでくれていました。

クラスの多くの子どもたちが森で遊んでいる中、4歳児そら組のWちゃんとR君は土と水と松ぼっくりを使ってチョコアイスとカレ作りに興じていました。  3歳児にじ組のKちゃん、Sちゃんは朝からお姫様になったようでドレス姿で遊んでいました。同様に、にじ組のMちゃんはパーカーのフードを被り、紐を引っ張ったおかげで、その姿はまるでマトリョーシカのようでした。

Contents