2023.07.20 よかったね
「ねえ、園長先生、どうしてここから煙出てるの?」テラスに並んだ子どもたちが、南園庭の地面が太陽に照らされて湯気となって立ち上る様子に気付いて僕に質問してきます。そこで、「お日さまがお仕事してるんだよ」と返事をしたのですが「・・・?」といった表情・反応が返って来ました。大人には特別ではない出来事・現象が子どもたちにとっては不思議なことであり、それを理解するために知っている言葉で何とか表現しようとする思いがしっかり伝わってきて、今日も朝から色々なことを学んでいるんだんあと思うと嬉しくなります。一方、北園庭では不具合が生じていたスプリンクラーの交換工事が終わり、勢いよく飛び出す水に歓声を上げて水遊びを楽しむ姿が戻って来ました。水を全く怖がらない子どもたちにいたっては、自ら水に向かって行き、スプリンクラーの動きに合わせ動いているのですから可笑しくなります。そうかと思えば、2歳児ぶどう組の子どもたちは蝉の鳴き声に誘われたのか「セミさんどこにいるのかなあ?」そんなことを言いながら森の方から聞こえてくる鳴き声に耳を傾けているので「じゃあ捕まえてきてあげる」と宣言して長靴を履いて森に向かいました。当然のことながら本鳴いているセミを道具なしで捕まえるのは至難の業ですが、実は秘策が・・・。それは、セミが鳴いているということは、抜け殻が間違いなくあるそれを見つけて来るということでした。案の定、森に行くまでもなく今週末に迫ったキャンプに向けて5歳児ひかり組が仕掛けた観察カメラの近くの葉っぱの裏に一つ目の抜け殻を見つけ手の中に隠して持って戻って行くと、先生たちはセミが苦手なのでしょう「本当に見つけた(捕まえた)の?」という表情。そんなみんなの前に手の中から雨で湿った抜け殻を転がしてあげると抜け殻を取り囲み目をまん丸にして観察していました。その後も複数の抜け殻を見つけて空の虫カゴに入れてあげました。そんなことをしているとカマキリの赤ちゃんが登場し、テラスが大混乱になる楽しい一幕もありました。その他にも今日は給食を食べている時間にブラインド(抜き打ち)の避難訓練を行いましたが突然の出来事に驚く姿が見られましたがテーブルの下に潜り込むなど上手に避難していました。今日は地震だけの訓練でしたが、次回は地震後の火災発生も想定してブラインド訓練を計画したいと思います。