園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2020.03.06 「えんちょうせんせい!いいそらだね」

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にじ組の男の子が、「えんちょうせんせい!いいそらだね。」と上のほうを指さしました。背の高い裸の木々の枝先に青空と雲が見えました。「本当だ。」写真の撮りやすい場所に移動して空をとっているうちに男の子はいなくなっていました。
本日は4人の病欠とそれ以外の日と37人のお休みでした。日本中でコロナウィルス感染の広がりが報告されています。仙台市内では1名の発症のみの報告で留まっています。なんとか感染症の広がりが抑えられるように願わずにはいられません。

 

昨日お休みだった3月のお誕生者の人に冠と手形のプレゼントを渡しました。大きくなったらアンパンマンになりたい人、消防士になりたい人がいました。皆からの歌のプレゼントと拍手がうれしかったですね。

 

風の強い園庭に子どもだちが散らばって遊んでいました。野外炊飯上では斜面のところでにじ組がサザンカの花びらを一生懸命集めていました。風にあおられた花びらはたくさん落ちていました。にじ組もお気に入りの場所が増えていたのですね。

何やらひかり組が3つのグループになって駆け回り探し物をしていました。「あった!」と大きな声がして力を合わせて宝箱を持って上がってきました。

「みつけてきうれるかな~」と心配そうに見ていたのはそら組です。
おわかれ会であげる予定だったプレゼントを森に隠してひかり組に探してもらっていたのです。

そら組も外に出て花壇の縁に座りました。-ひかりくみさん、よろこんでくれるかな?-
見つけた箱は3つ、サマーキャンプのグループで箱を開けました。
「ウワッー!」と歓声が上がりました。手作りの花束には名前が書いてありました。「もうひとつあるよ」

そら組は寒い部屋の外で、ひかり組が喜んでくれているかを、じっと見ていました。
みんなの視線がひかり組の動きを見つめていました。

人のために何かすること、人に喜んでもらいたいと思うこと、誰かが自分のために何かしてくれること、気持ちに寄り添いながら思いやりの気持ちが育っていくことが良く分かる場面でした。

にじ組が花紙で作った花を虹にして、未満児さんにもクラスカラーの花を貼ってもらいました。小さなお友達からもひかり組へのプレゼントです。

 

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