宮城学院女子大学附属認定こども園　森のこども園

世代交代なのか、学内の松の多くが松食い虫が原因と思われる被害で枯れてしまっています。ところが、子孫を残すために落とした（飛ばした）種が柔らかく栄養のある地面に落ち小さな松として育っているのを見つけました。出来ることならこの松を枯れて伐採された後に植えられるように育て何年もかけて大木に育ってくれたらいいのに。そんなことを思い（願い）ながら、無駄な抵抗とは思いながら周りの植物を枯らしながら育っていくセイタカアワダチソウをできるだけ抜いておきましたが果たして成果はいかに・・・。

さて、今朝5歳児ひかり組の子どもたちは、キャンプに向けてうどん作りを予定していたこともあり、いつも以上にハイテンションで登園し、保育室に向かっていきました。朝の迎え入れを終え、味噌づくりの予告と大豆を原料に作られている食品の掲示を作り廊下の壁に貼り付けていると、ひかり組から楽しげな声が響いてきます。そこで、作業を終えた後、保育室を覗きに行ってみると、材料をこねて丸めたうどんの生地が出来上がり、それをうっとりとした目で見つめる様子、そして、“うどん”というより“きしめん”のような幅で切られたうどんが出来上がっていました。子どもたちはうどんセットといった具合に給食と一緒に嬉しそうに食べていました。そんなうどんのお裾分けが職員室に届けられたので、早速ご相伴に預かりましたが、中には、はっと（地域によって呼び方が違う）のようなうどんが入っていたため「はっとした」と、しょうもないことを言ったところ、栄養士のKさんが間髪入れず「園長先生、週末なのに元気ですね！」と突っ込んでくれました。しかし、週末なのに元気なのではなく、週末だから妙なテンションなのが本当なのかもしれません。

一方、園庭では玉ねぎが収穫を迎えたことを知らせるように茎を倒し始め、その近くでダンゴムシ探しに興ずる子どもたちやK先生に見つけてもらったという毛虫を入れたケースを大切そうに抱える様子が見られました。3歳児にじ組のT君は森で見つけて来たと思われる棒（枝）を必死にカバンに入れようと悪戦苦闘中！そこで「こうするといいと思うよ」と声を掛け手伝ってあげると納得したようでまた外へ出かけたのですが、テラスにつながって置かれたベンチで何をしているのか「静電気がさあ〜」とE君と話しながら二人だけの世界で遊んでいました。

そして、午後、授業のため講義館に向かって坂を歩いていると、昨日までは苔が綺麗に育っていた人が入らない地面が荒れていることに気づきました。おそらく、昨日書いたようにカラスたちの仕業だと思うのですが、いったい何のためにしているのか不思議でなりませんでした。そんなことを思っていると、空から飛行機の音が響いてきました。数日前にもニュースになっていましたが、明日明後日行われる、東北絆まつりのために、航空自衛隊松島基地のブルーインパルスが飛行訓練のために飛来してきたのだと思い、大急ぎで空にレンズを向けてダメ元でシャッターを押したところ空を覆う木々の間にかろうじて数機の姿が写っていました。