2024.10.23 自己完結!?
春、5歳児ひかり組の子どもたちが種を蒔き苗を育てるところから始め、代掻き・田植え、夏場の水の管理、そして稲刈りと自然乾燥、脱穀、精米。そして今日、田んぼの先生Kさんの指導の元、ついに籾殻かまどでの炊飯と相成りました。この行事、5歳児クラスだけの取り組みではなく、森のこども園全体の恒例行事としてすっかり定着しています。そんなこともあり、Kさんの来園を心待ちにした子どもたちが駐車場が見える北園庭の隅に集まり坂を降りてくる車を眺めています。そして、約束の時間に到着したKさんを歓待し、車から降ろされた準備物を手押し車に載せて運ぶ手伝いをしてくれました。こども園に入園しなければ見ることもないであろう、ダルマストーブのようなかまどが組み立てられ炊飯となりました。残念なことに火が入れられ炊き上がるまでの様子は見ることができませんでしたが、給食として提供されたご飯はツヤツヤしているだけでなく、明らかに食感が違いとても美味しくいただくことができました。今回使った(食べた)お米はくりこま高原ファームのお米でしたが、園の田んぼで育てたお米はくりこま高原ファームの方々をお招きし、後日食すことになるため4歳児も手伝って脱穀し、手動の精米機を使って精米してくれていました。
さて、Kさんは晴れ男なのか、園にお見えになる時は雨に降られることはほぼなく、今日のご飯炊きも無事に終えることができました。反対に僕は大切なことあると雨に降られることが多いため、昨日から「園長先生は明日外に出ないでいてください」と言われていました。たまたま今日は職員室にいなけらばならない時間が長かったこともあり、外での給食は断念したものの延期や中止になることなく美味しいご飯が食べられました。何はともあれ、種を育てるところから収穫し食べるところまで自己完結する(できる)素晴らしい環境、それを支えてくださるKさんに改めて感謝するものです。
刈り終えられた稲にくっついていた羊毛の羊そっくりな蛾の蛹と思われる繭!自然の神秘を感じます。また、うんどう会後、初めて来院してきたひつじ。入院することなく完治して退院していきました。