園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.04.18 昔も今も

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数日前テラスから北園庭に出ようとしている時、ある保育室から♪「すうじの1は、な〜あに、こうばのえんとつ。すうじの2はなあに、おいけのガチョウ〜」という楽しそうな子どもたちの歌声が聞こえてきました。時代が令和になった今、自分が幼いときに歌った(歌われていた)リズムも歌詞も今と全く違う昭和時代に作られた童謡の多くが歌われなくなっていると思っていました、ところが、時代が変わってもそんな歌を先生が歌っている(知っている)ことに驚き、また嬉しさを覚えました。その一方で、大手乳業会社が瓶入り牛乳の販売を終了すると発表したことから、♪「あさいちばんはやいのはぱんやのおじさん〜」の歌詞で始まる童謡“あさいちばんはやいのは”を思い浮かべました。歌詞に出てくるパン屋さんと新聞配達は今でも早起きで通用するかと思いますが、早朝から仕事をしていてもすでに街の豆腐屋さんは見られなくなり、牛乳屋さんが家庭に牛乳を届ける姿など皆無と言える時代にあって、めがねのにいさんが瓶入り牛乳を自転車に載せ、その瓶がぶつかり合いカチャカチャカチャ 音を立てる様子など見られることはないでしょう。しかし、名曲と言われる童謡やロングセラーと言われる絵本、特別なことをしている様子はありませんが、子どもたち自身が楽しいと思える遊びや事物は時代が変わっても共通していることを笑顔で過ごす子どもたちの姿から再確認・再認識しました。さて、明日はどんな笑顔に出会えるか、楽しみです。

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