2023.11.22 寒い朝
出勤した際、玄関前のロータリーの芝や落ち葉に霜が降りて真っ白になっている様子から今朝は放射冷却で冷え込んだことがわかりました。同じようにいつもと違う変化に敏感に気づいた子どもたちもその感触を確かめたいのでしょう、芝の上をひと歩き(走って)してから保育室へ向かって行きました。ところが、南園庭の水たまりに霜以上の宝物「薄氷」が張っているのを見つけた(気づいた)ひかり組の子どもたちが水や氷の冷たさを気にする様子もなく素手で掴み「やった〜!こおりとった〜!」と歓声を上げていました。名称こそ「南園庭」と付いていますが「北園庭」に日が降り注いでいるのに、この季節はあまり日が当たらずヒンヤリしています。だからこそ自然が作ってくれる素敵な保育教材が与えられ子どもたちの遊びや経験の幅が広がっていくのでしょう。
さて、僕はこの冬、森のこども園で初めての冬を迎えることになります。今から雪が積もった園庭や園舎、隣接する森が真っ白い雪に覆われた情景を思い浮かべています。当然のことながらビルに囲まれた街中とは違う別世界であることは容易にイメージすることができます。そんな中で子どもたちがどのように過ごしているのか、以前勤務していた子どもたちのように雪が降る空に向かって口を大きく開け、雪の味見をするような子どもたちの姿が見られることが楽しみでなりません。そして、そんな朝は寒いはずですが、心はほっこり暖かくなることでしょう。