園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.05.12 カメの気持ち

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5月は7~8月の真夏に比べると気温が高くありませんが、真夏の日差しと同じくらい紫外線が強いそうです。そのため、多くの方がUVケアをしているかと思いますが、そんなことに無頓着な僕は毎朝、玄関前で子どもたちの迎え入れをしているとき背中に差す陽の光の暖かさ気持ちよさを実感しています。その心地よさは、こども園に隣接する丸田沢で並んで甲羅干ししているカメたちも同じなのだと確信しています。それを象徴するかのように、今日4歳児そら組の親子ウォーキングで森を散策しに出かけた時にも同じところに集まり微動だにすることなく日向ぼっこ(甲羅干し)するカメたちがたくさん見られました。また、散策路で「貝殻を見つけた」と喜んでいるので、こんなところに貝殻があるだろうか?と思ったので「ちょっと見せて」と声をかけて見せてもらいました。すると、それは貝殻ではありません。そこですっかり貝殻だと思い込んでいた子どもたちはもちろん、お父さん・お母さんに「これ何だと思いますか(思う)?」と尋ねてみました。中には「貝殻じゃないの?」とか「今日のお弁当に入っているよ」という反応が返ってきたので「お弁当に入っているって、どんなものですか?」と尋ねると「この前、おじいちゃんとこで掘ってきた筍の皮」という返事が返ってきたので「これは、脱皮したカメの甲羅です」とお伝えすると「・・・え〜っ!そうなんだ」「カメって脱皮するの?」「ここまで上ってくるんですか?」と驚いた表情を見せるので「卵は陸に産むので・・・」と説明すると「へ〜っ」「なるほど」など、カメの甲羅のことで花が咲きました。その他にも花や葉っぱや木の実などの宝物を拾い集めたり、先生たちは予定に入れていなかったロープ登りにチャレンジ(僕がOKしてしまいました。ごめんなさい)してお尻が泥で汚れながらも満足して園に戻ってきました。そして、楽しみにしていたお弁当を食べエネルギーをチャージした後、保護者の方々は3つのグループに分かれて交流の時間となり、各グループからの笑い声が森に響きました。

さて、石川県(能登)や千葉で地震が発生したり、昨日は落雷の影響で東横線が4時間ストップするなど人間の力では防ぎようのない自然災害が起こっています。被災した方々の生活や心が少しでも早く落ち着くように願い祈ります。また、コロナの制限解除とともに修学旅行が復活し始め、舞浜の「夢の国」などに出かけている子どもたちも大勢いるでしょう。スケジュールが滞りなく進むこと、この数年間の辛い思いが素敵な思い出になることを願わずにはいられません。

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