学びの芽

学びの芽

学びの芽|vol.1

森に生きる動物たち

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5歳児ひかり組、今一番の関心は、「こども園の森にどんな生き物がすんでいるのか…」ということ。

代々5歳児ひかり組にになると関心が高まる話題の一つです。

これまでのひかり組は…

2つ穴の開いたクルミを大量に発見→これはアカネズミの食痕→アカネズミがいるに違いない!!

毎年5~6月頃、と朝の北園庭に散らばったたくさんのウ〇チ…クワの実やサクラの実がたくさん含まれているぞ→森の木の実を食べている動物が夜にきているみたいだ!!

雪の日の朝、まっさらな雪面に残された様々なあしあと→この形、大きさの足跡はニホンアナグマだ!!

等々、森や園庭に残された痕跡をもとに考え、調べ、森の動物の生活に思いをはせておりました。この動物が残した食痕、排泄物、足跡等の痕跡のことを「フィールドサイン」と言います。この「フィールドサイン」という言葉や意味については、森のこども園の5歳児ひかり組に代々伝わる、継承している「学び」の一つです。

どの学びも「?・!・♡」のトキメキと感動がきっかけとなって始まります。

今年のひかり組は「!」から始まりました。その「!」というのは、フィールドサインの本に書いてあった情報で

「神社のお供えにあった『おいなりさん』をタヌキが食べにくる…」というもの。「『おいなりさん』を森にしかけておいたらタヌキが来るんじゃない?」「『おいなりさん』ってなに?」「油揚げのことでしょ?」「いなりずしのことじゃない?」この情報について同じように試してみたいという意欲がむくむくと膨らんでいきました。

さっそく先生は、「おいなりさん」を求めて買い物へ…そして、子どもたちはタヌキが好きそうな場所を考えて、先生が調達してきた「おいなりさん」を仕掛け、「おいなりさん」の前には動物が通ったときにシャッターがおりる、被写体が動き続ける場合は動画も撮影可能な特殊なカメラをおきました。

翌日の結果は…というと来ました来ました タヌキ…ではなく キツネです!!

翌日カメラのデータを取り出してみた子どもたちは大感動!!

普段遊んでいても出会うことはなかったけれど、ちゃんと動物はそこにいたのです。

「次はタヌキに会いたい」と意気込む子どもたちです。

続く…

2022.10.04