園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.08.01 見えないところで・・・!?

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いつまで続くのだろうと思う連日の暑さ!そんな中、さらに暑さを感じさせるかのように「ジリジリジリジリ」とうるさいくらいに鳴くアブラゼミの鳴き声に「ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!」というツクツクボウシの鳴き声が混ざるようになってきたこと、学内の道路や遊歩道などでセミが息絶えていること(Semi-FinalならぬセミFinal)、まだまだ小さいけれど、いがぐりが落ちていることなどから、暑くても季節は確実に秋に向かって歩みを進めていることを知らされます。また5歳児ひかり組の子どもたちが春に田植えを育てている稲も順調に育っていて、いよいよ出穂期を迎え、一雨降れば可憐な花が咲くようです。一方、同じように順調に育っている野菜(とうもろこし)が何者かによって芯だけ残し綺麗に食べられてしまう被害が・・・。そこで、一体いつ誰がやってきているのか捉えるべく、監視カメラが設置されています。5歳児のキャンプの時に現れたのはキツネでしたが、高いところに実ったとうもろこしを取って食べることはイメージできないので、別な何かがやってきていると思うのですが、果たしてレンズの前に姿を表すでしょうか?

さて、南園庭を見下ろす斜面に立ち枯れした松の木がありますが、その原因となるのはマツノザイセンチュウという線虫だそうです。しかし、マツノザイセンチュウは自分で松から松へと移動できないため「マツノマダラカミキリ」を「運び屋」として利用しているようですが、あんなに大きく育った松を小さな線虫が枯らしてしまうというのですから驚くばかりです。その立ち枯れしている松が倒れて大きな事故や被害が起こらないように子どもたちも職員もいない日曜日に伐採してもらうことになっていますが、それ以外にも学内の景観を保つため、暑い中でも日々様々な作業に当たってくださっている方々がおられることに感謝します。

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