園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.07.28 気づき

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連日続く茹だるような暑さで人間は音を上げそうになりますが、森の中からは複数のセミの鳴き声が響き、畑の夏野菜たちはぐったりするどころか、日に日に大きく育っていることに驚かされます。竹の籠を被っているスイカはたった10日間で籠に届くかのように育ち、ポップコーン用の品種のとうもろこしも空に向かってぐんぐんと背を伸ばし黄色かった髭の色も赤紫色に変わっています。ところが、教頭のS先生が蒔き直してくれた“おかひじき”だけはなぜかほとんど芽を出さず、芽を出したそれも、雑草のようでおかひじきには見えません。本当ならば今頃子どもたちの給食のメニューの一品として何度か提供してもらえることをイメージしていたのですが、それは叶わなそうです。

さて、午前中、授業で学生たちと子ども園から遠くない幼稚園に見学に出掛けて来ました。こども園とは違った施設・環境ですが、園長先生が自信を持って子どもたちの育ちのために最善の取り組み保育をしていらしゃっることが高低差を上手く使った園庭と木の香りがする保育室からひしひしと伝わってきました。午後には懇意にしていただいているS学院大学のY先生とゼミ生が暑い中こども園の見学に来てくれました。こだわりがたくさん詰まった園舎に驚きの声をあげていましたが、その後、案内した園庭とそこから続く原生林が残る遊歩道を歩くとそこでも感嘆の声をあげて宮城学院の環境に素晴らしさを感じてくれていました。5歳児ひかり組の子どもたちはもちろん、4歳児そら組の子どもたちでも平気で歩けるところまでしか案内しませんでしたが、アップダウンがある遊歩道に暑さもプラスされたこともあり、汗だくとなったため熱中症になることがないように早めに戻ってきましたが、沢山の刺激があったようで学生さんたちはとても喜んで帰って行きました。他園の見学や他校の学生さんたちを迎え入れることで新たな発見や気づきをいただいた週末となりました。

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