2023.07.12 まさか!
今日も朝からジメジメとした暑い朝を迎えましたが、天気予報によるとお昼頃から雨が降るとか・・・?近年、気象衛星の精度の向上により、台風や集中豪雨に関する防災気象情報・天気の予測も向上しています。しかし、5歳児ひかり組の子どもたちは天気が崩れる前、しかも、誕生会が行われる前に水着に着替え水遊びを満喫しているではありませんか。その後、着替えを済ませて誕生会に遅れることなく広場に集まり7月生まれのお友達をお祝いしましたが、毎月、誕生会の中で、園長がお話をしなければならない(いやいやさせていただいている)のですが、今日は「みんなが生まれた日はどんな天気だったか知ってる?」から始め「さっきまで晴れてたけど、だんだん曇ってきたよね。もしかするとこれから『ゴロゴロ』ってカミナリが鳴って雨が降るかも知れないよ」と伝えながら「カミナリは神様が鳴らすから雷と呼ばれた」とか「ピカッと光る稲妻はひかり組のみんなが育てている稲が育つために大切なものを降らせているんだよ(雷の放電によって空気中のチッ素と酸素が結びつき、雨に溶けて地上に降る)」と話をしました。その後、3歳児にじ組の子どもたちと担任によるお楽しみを見せてもらっている時、まさにバケツの水をひっくり返したような雨が降り出し、子どもたちはお楽しみも見たいけれど、土砂降りの雨が気になって仕方がなくて落ち着きません。こんなに降るのならひかり組の子どもたちにはスプリンクラーでなく雨での水遊びを味合わせてあげたかった(もちろん落雷による事故につながらなければですが)!そんなことを思いました。誕生会が終わった頃には土砂降りだったことが嘘のように小降りになり、テラスにはきれいな雫がたくさんできています。そんなテラスに3歳児にじ1組の子どもたちが椅子を並べ「カミナリさんどこかなあ?」「雨弱くなってきたね」と言いながら空を眺めていたので「ゴロゴロ!雷だぞ!おへそはでていないか?!」と言って登場すると大賑わい!まさかのタイミングで降り出した雨、その雨によって、テラスにできたまさかの宝石!それを嬉しそうに眺めたり、触ってみたり。自然がもたらしてくれる恵の雨に感謝する時間になりました。一方で誕生会にいらしてくださったお母さんたちが「まさか、こんなに降ってくるなんて・・・。洗濯物干してきたのに・・・」と心配しながら苦笑いしていました。帰宅後、もう一度お洗濯となったことでしょう。そして、僕が心配に思ったこと、それは、長い土の中での生活を終え、地上に出てきてセミがひっくり返ったまま苦しそうにしていたので助けてあげました。自然の摂理とはいえ雨に打たれ、朝と同じように苦しんでいないことを願うばかりです。