2023.07.05 scientist
ほぼ毎日「園長先生ちょっときて」とか「これなあに?」と何かしら僕に声をかけてくれます。今朝、南園庭で遊んでいたも5歳児ひかり組の子どもたちが丸太の前にしゃがみ「園長先生、きのこがあるから見て」というので行ってみました。すると、確かに子どもたちがいつも遊んでいる丸太に直径1㎝くらいの黒い何かが付いているので、僕もしゃがんでよ〜く見てみると、3月末まで勤務していた園の園庭に手作りした木製遊具でも見かけた、きのことは違うと思う煤のような何かが付いています。しかし、ここで適当なことは答えられないので「きのこじゃないような気がするんだけど何かわからないなあ?」と返事をすると、「じゃあ、きのこ図鑑持ってきて調べよう」と言って保育室に本を取り走っていくのです。しかし、その図鑑には、それらしききのこが掲載されていません。そこで改めて「菌のような気もするんだけど・・・」と話すと、子どもたちと図鑑を調べてくれていた、担任のH先生が「じゃあ、カビの図鑑持ってきたら?!」と子どもたちに提案するのです。またしても保育室に本を取りに戻り持ってきたのは“プランクトン”の本“!きのこ百科”を広げてきのこを調べることも凄いことですが、まさか“カビ図鑑”以外に“プランクトン”の本まで保育室にあるとは恐れ入りました。しかし、残念ながらカビ図鑑でも正体を明かすことは出来ず終い・・・。幸いなことに森のこども園は大学の附属施設!ここは「餅は餅屋」で大学の先生方にこの黒い何かの正体を明かしてもらうなど良き交流をしたいと思います。
さて、今日も多くの子どもたちが水遊びができることを楽しみに登園してきました。あまり気温は上がりませんでしたが、北園庭で水遊びに興ずる姿がありました。そのため、北園庭ではなく、0歳児もも組の子どもたちは森の中で、2歳児りんご組の子どもたちは南園庭で過ごしていました。最近、森の中に小さな穴がたくさん開いているので、そろそろセミが出てきているのだろうと思っていましたが、もも組の先生たちが「セミの抜け殻見つけました」と手のひらに抜け殻を載せて見せてくれました。土の中で数年間過ごし、やっと出てきたセミ、まだ姿は見ていませんが、もうすぐうるさいぐらいのセミの合唱が響くことでしょう。一方、今日、こども園では学院内の植栽などの管理をしてくださっているKの方々が複数のバイクでお見えくださり、あっという間に斜面やロータリーなどの草刈り作業をしてくださり機械音が響きましたが、いつもながら作業の段取り、仕上がり全てに感服でした。ありがとうございました。