園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.05.13 別世界

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先週の5歳児の親子遠足以上に打って付けの天気に恵まれた今日の4歳児そら組の親子ウォーキング、北園庭で礼拝と集合写真撮影を終え遊歩道へ出かけました。5歳児遠足の時は先頭、魁(さきがけ)を担当しましたが、今日は殿(しんがり)を務めて歩を進めることになりました。ゴールのこども園に戻ってくるまでネーチャーゲームを楽しみながら歩くことが課題として与えられていたのですが、まだこども園の園舎が見えるところで蝉の抜け殻をめざとく見つける子どもたちの観察力に驚かされました。数日前に降った雨の影響は軽減されていたとはいえ、28名の子どもたちと保護者の方々が歩くとなると乾きかけた地面が次第にぬかるんできます。後方を歩く子どもたちと保護者の方々は恐る恐る歩くことが強いられることになるため「転ばないように気をつけてください」とか「ゆっくりでいいですよ」と声をかけましたが、それはもしかすると自分に言い聞かせていたのかも知れません。

この親子ウォーキングを通し、整備が行き届いている県民の森やデンマークの森のようちえんの森とも違い、様々な花が咲きキノコが育ち、丸田沢でカメが甲羅干しをする様子を見ることができる野趣溢れる宮城学院の森(遊歩道)は仙台市内にありながら隔離された別世界であることを再認識できました。

さて、そら組の子どもたちが降園したころ、5歳児ひかり組のC先生が「園長先生、ひかり組の窓のところにコウモリがいるんですが・・・」と職員室へ助け⁉︎を求めに来ました。まさかと思いながらもそう言われると思い保育室へ向かいました。するとどうでしょう、テラス側の窓の網戸に小さなコウモリが止まって(ぶら下がって)います。そこで、C先生に代わってテラスにあった小さなほうきとちりとりを駆使して捕まえ(保護)エアコンの室外機の上に逃してあげました。そして、なかなか間近で見ることなどできない小さなコウモリを見ていると何かを察したのか、それまでおとなしかったのにこちらに向かって飛んできたのでびっくりさせられました。しかし、コウモリの可愛い顔はしっかりレンズにしっかり収めることができました。        

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