2025.05.08 色々気付かされたこと
今日は5歳児ひかり組の子どもたちが首を長くして待っていた親子遠足でした。皆の晴れて欲しいという思いと祈りが叶ったのでしょう、雨や強風、寒さの心配が全く必要ない最高の遠足日和に恵まれバスに乗って県民の森に出かけてくることができました。こども園も豊かな自然に恵まれていますが、県民の森には様々なアスレチックもあり子どもたちにとって楽園のような場所!結構な高低差がある森の斜面に設置されたアスレチックに果敢にチャレンジし、またボブスレーかリュージュをしているような感覚(速さ)を味わえる滑り台を何度も滑る子どもたちと対照的に恐る恐るトライしている保護者の方々の様子が印象的でした。こども園以外、団体利用はなく県民の森に生息するクマやタヌキや鳥の剥製、オタマジャクシやサンショウウオやメダカが展示されている中央記念館(管理事務所)の建物内も荷物置き場や昼食スペースとしてお借りすることもお許しいただくことができました。そのお陰もあり室内でお弁当を食べることができましたが、外でシートを広げお弁当を食べることをイメージしていた僕にとってその様子はとてもは意外でした。それだけ午前中の活動がハードだったのでしょう。そういう僕も子どもたちの元気さと自分の体力の低下、加齢を痛感させられたのですが・・・。
一方、お天気も良かったこともあるのか自然観察や健康のためなのか、お見えになっている元気な年配の方が大勢いました。そんな方々と遊歩道ですれ違った時、「おはようございます」「こんにちは」と挨拶を交わし、道を譲ってもらった時「ありがとうございます」とお礼をするのがハイキングでの暗黙の了解でしょう。しかし、そのような経験が少なくなっている現代、今日のようにこども園以外の森への遠足はとても意味のあることだったと思います。
遠足に参加していただく保護者の方々には正門南駐車場(旧幼稚園跡)に車を止めていただくことになっていましたが、通勤する教職員、登校してくる学生たちが入構する際の安全確保のため警備の方のサポートとして誘導に当たりました。その際に感じた(気づいた)ことがあります。それは、歩行者と自転車優先し、安全を守ってくださっている警備の方に「おはようございます」と挨拶する学生がほとんどいないと言うことでした。そのことから、時と場合に合った挨拶が当たり前にできる人になれるようこども園時代から育ててあげなければならないと思いました。また、森の遊歩道だけでなく、県民の森に向かう道すがら至る所で見られたクマ出没情報有の立て看板を見ると、クマにはお目にかかることはありませんでしたが立て看板を毒を持つマイマイガの幼虫が歩く様子から我々人間たちが動物たちの住処、生息地にお邪魔しているということを再認識させられました。最後にお弁当やおやつ等の準備をしてくださり参加くださった保護者の皆さんに感謝します。
高低差のある森を歩いて疲れゴールした途端、大の字になって休んでいました。
茶畑のように綺麗に手入れされている斜面の木々