園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.09.17

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春、種まきをすることから取り組んできた、5歳児ひかり組の田んぼでの稲作も、夏の暑さと雨不足という困難を乗り越え、いよいよ今日、稲刈りの日を迎えることができました。これまでご指南くださり、今日の稲刈りにも栗駒からいらしてくださったKさんが来園予定の10時が間もなくという頃から、それまでの青空が暗くなり風が吹き始め、森の木々が揺れ始めました。朝の天気予報では雨が降るようなことは伝えていなかったはずでしたが、園見学の方々が揃い、3歳児にじ組の子どもたちがあと何回できるか分からない水遊びを始め、ひかり組の子どもたちが稲刈りのために外に出てきた途端もの凄い勢いで雨が降り出しました。にじ組の子どもたちは水着に着替えていたこともあり濡れることを気にする必要はありませんでしたが、ひかり組の子どもたちはそうはいかず、テラスで雨が止むのを待つことになりました。

程なくして雨は止み、全ての稲が子どもたちによって刈り取られ、Kさんのご指導により束ねられた稲を乾燥させるために、“ほんにょ”(天日で乾燥させる作業方法の名称)にしました(地元では「ほんにょをとる」と言うそうです)。そんな作業のタイミングで園庭に出たのですが、その時にもポツポツと雨が落ちてきたため、T先生が「やっぱり園長先生が外に出ると雨が降りますね」と笑われました。今後、少しでもスズメたちに食べられることなく、乾燥、脱穀、精米、炊飯できるように、取り除けのテグスを張るために必要な柱の準備をお願いされました。どこからか適した木を探してこなければ・・・。  T先生もS先生もKさんの指導のおかげで上手に束ねられるようになりました。

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