2023.08.24 見た目が肝心!?
食べた時の風味は全く変わらず美味しく食べられても、不揃いで見た目が悪いからという理由だけで商品にならず大量に破棄されている野菜や果物。そんな野菜や果物同様、見た目が色鮮やかでなく地味で蛾のような蝶々は「ちょうちょだ〜」という黄色い声を上げた子どもたちに追いかけられることもなく、それどころか「うわ〜」という声と共に避けられてしまいます。また、ピカピカした甲冑に身を包み歩き回る虫もクワガタやカブトムシといった虫たちと扱いや反応が全く違い見向きもされないことが常!今朝も枯葉のような色合いの蝶々(羽を広げると結構鮮やかな色をしている)が玄関先の壁に羽を閉じて止まっていたのですが、多くの子どもたちが蝶々だとは思っておらず、気づいて指を指すものの近付く様子はほぼ皆無。蝶々にとっては有難いことかと思いますがなんだか気の毒な気がしてしまいました。また、自分では人畜無害と思っていても0歳児もも組の子どもたちにとってはそうではなく、人見知りが始まる年齢とはいえ、R君などは僕と目が合うと泣き出すか担任の先生の後ろへ逃げ隠れるのですから、見た目の大切さを痛感させられます。一方、暑さが収まらないとはいえ、そろそろ秋冬野菜を育てるため畑の手入れを始めなければならない時期を迎えたため、管理機で畑を耕す作業に取り掛かることにしたのですが、芝にとってはこの暑さが良かったのか、畑にまで伸びたため、それを剥ぎ取り、土が見えてしまった築山に移植することから始めなければなりませんでした。ところがその作業に興味を持った子どもたちが水遊びもそこそこにやって来て、作業を見守ってくれるだけでなく、「ここにお水かけて欲しいんだけど・・・!?」と話すと「いいよ」といってジョウロやペットボトル、カップなどに水を汲んできて水をかける手伝いをしてくれるのですから本当に助かります。そんな子どもたちに、お礼代わりに大きなジョウロで雨を降らすように水をかけるなど、一緒に芝の移植を楽しむことができました。移植作業の後、ようやく本題の管理機での作業となりましたが、エンジン音が気になるK君は「エンジン止めて」と言うかと思えば、反対に作業を手伝いたい子どもたちがいたり・・・。面白いものです。そうそう、芝が生き生き育っている以上に育ち過ぎてしまったスイカは実が割れてすえた匂いが漂い虫や動物たちの餌と化してしまい、かぼちゃがヒビが入っていました。こうなると流石に誰も食べたいとはいう子どもたちはおらず、スイカは森の生き物たちに食べてもらうことになりました。