園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.10.14 気なる!

IMG_2716

寒さを凌ぐためなのか職員玄関の入り口の壁に大カマキリがじっと動かずに止っています。餌を求めていたとしてもクモがいる程度でお腹を満たすような生き物がやってくる可能性は低いはず。そこで持っていた箒にそ〜と移ってもらい近くの木の枝(葉)に引っ越してもらいました。寒さは凌げたとしても、太陽の日差しが当たらない軒下にいたカマキリにとって自分の意思ではなく急に明るいところへ移動させられたことに驚いたのか、餌にありつける環境にきたことが嬉しいのか、日差しが暖かく気持ちよかったのか、しばらくの間、そこでじっとしていました。礼拝もあったため、餌を確保できたか、鳥に食べられてしまったかなど、その後の様子は見届けることはできませんでしたが、どこかに卵を産みつけてくれることを願うものです。   先日もお伝えしましたが、このところ子育て支援室前の南園庭にモグラの仕業と思われる痕跡が残っています。先日はティピーの近くだったこともあり目立たなかったのですが、今朝はよく目立つところに痕跡が残っていたため、それに気づいた4歳児そら組のSちゃんが登園してくるなり「ねえ、園長先生これなあに?」と尋ねてきました。「モグラのトンネルだと思う」と返事をしたところ「えっ、モグラいるの?」「どうしてわかるの?」と矢継ぎ早に質問してきました。「Sちゃんの10倍以上生きているから知ってるんだよ」と答えることはしませんでしたが、子どもたちにとってたくさんの初めての出来事に出会える『森のこども園』は最高の環境であることを再認識・再確認することができる朝でした。 今日から数日間小学校がお休みということもあり、児童クラブの小学生たちが朝から登園し、いつもとは違う賑やかさが感じられる朝であり一日でした。こども園の子どもたちが給食後のひと遊びの時間、児童クラブの子どもたちと一緒にラグビーでもしているのかボールを抱えて走り回るなど一緒に楽しく遊ぶ姿が見られました。その時3歳児にじ組のH君が保育室からテラスに出てきて「ねえ園長先生、僕の靴下ないんだけど・・・」と困った様子で話しかけてきました。「どうして?どこに行っちゃったの」と尋ねてみると「汚れちゃったから取り替えようと思ったんだけど、別な靴下がないんだ」という返事が返ってきました。すると、その会話を三輪車に乗っていた兄のH君が聞いていて「じゃあ、Hの靴下貸してあげようか?!」という、何とも優しく素晴らしい提案がH君からなされました。残念ながら職員室に戻らなければならず、その後の対応は見ることはできませんでしたが、担任の先生がしてくれたことでしょう。

Contents