園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.12.11 欲しい!

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 先週9日土曜日に行われた“クリスマスを祝う音楽会”にお邪魔させてもらいました。コロナ前に“クリスマスマーケット”として開催されていたころから「よかったらいらしてください」とお誘いをいただいていましたが、なかなか都合がつかず参加することができづにいましたが、初めての参加は何と宮城学院の職員としてになりました。こども園の子どもたちは、事前にチュロスと飲み物の引き換えチケットが付いたご案内をプレゼントしていただいたこともあり、大勢の子どもたちが保護者の方々と来校し、礼拝を守った後、クリスマスカードやスノードーム作りを楽しんだり、礼拝堂や大学講堂などで開催された素敵なコンサートを楽しんだり、芝の広場を駆け回ったりしていました。

僕は保育学会以来数年ぶりに入った大学講堂で「くるみ割り人形」を聴かせてもらいましたが、音楽科の学生はもちろんのこと、副学長先生がコンサートマスターとして演奏に加わっていることに驚かされ「僕もそんな才能が欲しい」と思いながら心洗われる贅沢な時間を過ごすことができました。また、講堂前では言葉で表現することが難しい何とも言えない音色を響かせるストリートオルガン(ハンドオルガン)が奏でられていました。30年ほど前、ドイツだったかスイスに行った時、小さな猿を連れた方が演奏していたこと、また、アニメ「アルプスの少女ハイジ」で心を病んでしまったハイジがフランクフルトの街中で演奏する男の子と出会い、ゼーゼマン家に招くというシーンを思い出し、思わず「これ、欲しい!」と思ってしまいました。以前勤務した幼稚園ではオルゴール博物館にあるような大きなオルゴールがあり、それを聴かせてもらうコンサートがありましたが、手回しのストリートオルガンはあたかも自分が演奏しているような気分を味わうことができ、聴く者、演奏する者、どちらも楽しませてくれる楽器だと思わされました。そんな楽器を手作りしたというのですからこれまたビックリ!作者とお話しさせていただきましたが「そんなに難しくないですよ。道具があって集中してやれば、2・3ヶ月でできると思いますよ」とのことですが、残念なことに僕はそんな技術は持ち合わせていません。また、葉っぱが落ちるまで見えなかった(気づかなかった)鳥の巣を見つけたC君、「園長先生、あそこに鳥の巣があるんだよ」と教えてくれましたが、道具といえばくちばしと足程度の鳥たちが見事な巣を作り上げるのですから感服してしまいます。

さて、暑い夏の朝、仕事に向かわれる保護者の皆さんに栄養士のY先生手作りの飲み物を振る舞いましたが、その第2弾・3弾として温かい飲み物を準備してくれることになりました。チラシがあちこちに貼られていますのでお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、前回味わうことができなかった方々を鑑み、今回は二日間の日程、しかも時間にも幅を持たせてくれています。みなさん、乞うご期待!Y先生、どうぞよろしくお願いします。

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