2024.07.02 朝と午後の一コマ
大人でも日によって体調が優れず気分が乗らないようなことがあるのですから、子どもが眠かったりご機嫌斜めだったりすることがあるのは当然です。今朝も登園してきた2歳児りんご組のR君が車を降りる時から愚図る声が聞こえてきました。そんなR君に窓から「おはよう」と声をかけ、メールチェックなどをしていると、保育室の方から相変わらず愚図っているR君の声が聞こえてきます。そこで、様子を見に行きながら「どうしたの?カラスでも見に行かない?」「カモシカはいないかなあ?」と話しかけてみました。ところが、あまりいい反応がなかったのですが「ヘビはいないかなあ?」と話しかけたところ、それまでの反応が違いお母さんにべったりだったR君が気持ちを切り替えたようで「カエルはいるかなあ?」と言い出しお母さんに「いってらっしゃい」をすることができました。そこでお母さんとバトンタッチし「カエルいないねえ」と話をしながら児童クラブやひかり組のカメを見に行きました。その間、3・4・5歳児の子どもたちが「R君おはよう!どうしたの?」「どこにいくの?」と尋ねてくれます。そのうちすっかり気持ちが切り替わり、「お部屋に戻ろうか?」との声がけに「いや!」と言って首を横に振ることなく皆が待っている、ぶどう組の方に歩き出し、保育室前の棚から一冊絵本を選び皆のところへ帰ることができました。その後、合同保育が終わり、りんご組での活動に移りいつもと変わらず楽しそうに遊んでいました。未満児クラスだけでなく3・4・5歳児の保育室でも楽しく遊ぶ賑やかな声が響いていました。
また、午後のことです。職員玄関から「園長先生いますか?」という声が聞こえるので声の主のところへ行ってみると大切そうにビニール袋を握り締めた3歳児にじ組のRちゃんとHちゃんがK先生と一緒にやって来ていました。そこで「どうしたの?」と尋ねてみると「ヘビを捕まえたの!見せに来ました」というのです。てっきり生きているのだと思って袋の口を開けてみたのですが、そこにはすでに天召されたカラカラになりかけたアオダイショウの赤ちゃんが入っていました。それを愛おしそうに撫でるRちゃんとHちゃんの嬉しそうなこと・・・。しかし、子どもの頃にはこんな風に虫やヘビに触れることを嫌がらないのに、大人になるにつれて多くの人が虫や爬虫類が嫌いになってしまいます。できることなら、Rちゃん、Hちゃんにはこのまま大きくなって欲しいと思っています。