園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.10.27 明暗

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1限目の授業を終え、坂を下って子ども園に向かっていると、いつも以上に楽しげで賑やかな声が聞こえてきます。「今日は特別なことはなかったはずだけど・・・」と思いながら園舎と園庭が見えるところまで坂を下ってきた時、砂が入れられた袋がクレーンに吊るされているのが見えたことから、砂の搬入予定日だったことを思い出しました。そこで、職員室に戻る前に大急ぎで子どもたちの様子を見に行きました。そこではクレーンのアームが伸びたり縮んだりしながら砂袋を運び込む様子を大喜びしながら眺める子どもたちの様子が見られました。

子育て支援室前にも2袋下ろしてもらいましたが、今日学校がお休みで朝から登園していた児童クラブの子どもたちが南園庭にできていた水たまりの水をすくい出し、そこに今日搬入された砂をせっせと運び穴を埋める作業に取り組んでくれました。南園庭の凸凹を埋めるには2袋だけで足りないような気がしますが、しばらくの間、児童クラブの子どもたちは砂運びに夢中になりそうな気がします。3歳児にじ組の子どもたちが作っていた「芝ぼうや」「芝人形」がついに芽を出し始めました。これでまた表情が変化していくか思ますが寒さに負けず育って欲しいものです。さて、仙台市内各地での熊の目撃情報が伝えられています。特に先週は宮城学院から遠くないところでの車との接触と目撃情報があったことから皆さん心配なさっていることと思います。いつどこからやってくるかわからない熊による被害が無いように、忌避剤(ウルフピー)を設置し、夕方暗くなる16時半頃には園舎内で過ごすことにしています。さらに、職員が常にホイッスルを携帯し、外遊びの際に時々ホイッスルを吹くなどすることにしましいた。また、リスク管理委員会を開催し、宮城学院としての対応策を検討することになっています。今年の猛暑や水不足で木の実が不作となり、冬眠前の熊たちはお腹を満たすために必死なのかと思います。猛暑の一因は人間の生活の変化、団地造成などにより、熊の生活場所が狭まっていることも影響しているのかもしれません。日が落ちたあとは園舎内で過ごすように子どもたちに伝えている一方、少々の恐怖感を持ちながら、誰もいない幻想的な北園庭に出て隣接する森の様子を確認するのは続けてみようと思います。

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