園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.08.20 夢中・真剣

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来週月曜日の2学期始業式までは登園する子どもたちが少ないこともあり、いつも以上に自分の好きなことに集中して遊ぶことができている印象を受けます。今日は水遊びを控えなければならなかった3歳児にじ組のT君は皆の様子を見ながら夢中で粘土遊びをしているので「何を作っているの?」と尋ねてみると「かっぱ巻き」との返事が返ってきたので手元をよ〜く見てみると、そこには平に伸ばした粘土を一定の幅で切り、それをクルクルと丸めたと思われる“かっぱ巻き”がいくつもできていました。コロコロと丸めた団子とは一味違う力作!?とT君の真剣な表情・眼差しがとても素敵に思えました。また、5歳児ひかり組ではK君とC君がカプラとそのケースの蓋も上手に使い二度と同じものは出来ない(作れない)ビー玉を転がすコース作りに夢中になっていました。その様子から、友達と役割分担をしながら遊びを展開できるようになる年齢であることを確認させてもらいました。

さて、夏休み前、いのちの泥団子を撒いた畑(花壇)では三十日大根と言うべきなのか四十日大根と呼ぶべきなのか、実が割れるほど育った二十日大根たちが育ち、小さなひまわりたちも順調に大きくなっています。どうか、綺麗な花を咲かせてくれますように・・・。一方で全く気づかないでいたのですが、先週、学院のメンテナスでこども園もお休みだった間に南園庭を見下ろす斜面の枯れた松の伐採作業が行われたそうで、搬出前の伐採された丸太が斜面に横たわっていました。それにしても、緑の木々の中に枯れた木があると気になるものですが伐採されてしまうと、それまでの景色が思い出せず、言われてから「そう言われてみればそうかも・・・」と思ってしまうものです。自宅付近も次々と新しいビルが建ち、幼い頃の景色は皆無と言っても過言ではありません。そんなことからも、順次伐採作業が続けられ、学内の松の木が枯れていくことが無い、あったとしても最小限で済み、緑豊かな宮城学院が続いて欲しいと願うものです。

ところで、もう少しすると北園庭の上空をトンボたちが乱舞する季節がやってくるはずです。そのトンボの中でも一際大きく目立つのがオニヤンマでしょう。このオニヤンマ、一般のトンボと同じで食性は肉食性で、ガ、ハエ、アブ、ハチ、ほかのトンボ類などを空中で捕食することから、虫除け効果があるそうで、今年度、畑のお世話をしてくださっているYさんが「園長先生、森で作業する時に付けて」とプレゼントしてくれました。早速、帽子に付けて森でその効果を試してみたのですが、陽が差し、比較的風通しが良いところでは効き目が感じられましたが、北園庭の東側斜面下のジメジメしたところではさすがに効果が弱まるようで、耳元に羽音が響くのであと数匹のオニヤンマが必要そうです。

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