園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.07.28 夏の虫たち

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先週の月曜日に続き、今日も大学の松本先生にいらしていただき礼拝を守り「夏の虫たち」とのテーマでお話をしていただきました。旧約聖書、箴言6章に「蟻には首領もなく、指揮官も支配者もないが、夏の間にパンを備え、刈り入れ時に食糧を集める。」と書かれているのですが、松本先生が「夏になるとどんな虫が出てくる」と尋ねると「セミ」「トンボ」「カブトムシ」「クワガタ」などなどたくさんの虫たちが子どもたちから出てきました。色々な虫がいることをよく知っていることを褒めてくださり、子どもたちに「アリって知ってるよね、あの小さなアリは夏の間、何してると思う?」と尋ねると、ちょっとした間があった後「ご飯集めてる」といった声が返ってきました。「そうだね、でも、アリたちは今日のご飯だけを集めているのではなく、寒い冬の間のご飯も集めてるんだって。しかもあんなに小さいから大きなご飯は皆で運ぶんだよね。」と・・・。そして、一生懸命に働くアリを見ることを通して、力を合わせて夏の間に食料を蓄え、収穫の時期に備えることの大切さを教えていただきました。子どもたちの身近にいる生き物を通したお話は イメージすることができるとあってとても楽しくお話を聞くことができたようです。  暑さの中で、少々動きが鈍くなっていたような印象を受けましたが、シャロン寮の庭に置かれた養蜂箱ではミツバチたちが忙しそうに出入りしていましたし、田んぼではお米の赤ちゃんの上をアリが忙しそうに歩いていました。車に轢かれてしまったと思われるペシャンコになってしまったヘビ(アオダイショウの子どもと思われる)は雨が降らない晴天続きでカラカラに乾いてしまっていました。このヘビもいずれアリなども虫たちのご飯になるか、カラスなどが見つけると彼らのご飯になるのでしょう。午後は0〜2歳児が広場に集まり礼拝を守りました。「みんなの平和とはなあに」とのテーマでお話をしましたが、「平和」を子どもたちに伝えることが大人以上に難しいことを再認識しました。