園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.10.17 喜びと寂しさ

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 先週、3歳児にじ組の子どもたちがバスに乗って動物公園に遠足に出かけるのを羨ましそうに見送っていた4歳児そら組の子どもたちが今日は見送られる立場に変わりました。子どもたちはこの日を指折り数えていたということもあり、登園するといつも以上に喜んで保育室に向かい、準備を済ませ嬉しそうにバスに乗り込み、見送りに出てくれた子どもたちと先生たちに手を振り仙台市天文台に出発しました。動物園とは違い雨の影響のない建物の中ですが、昨日の天気から一転、にじ組同様、遠足日和に恵まれたことで気持ちが高まったことでしょう。園に戻ってきた時、「宇宙に行ってきた」と表現した子どもたちがいたという報告を受けましたが、その表現は、プラネタリウムの投影がとても楽しく、印象に残ったということでしょう。 一方、園で過ごしていた子どもたちは北園庭でさつまいもや里芋掘りに勤しんでいましたが、猛暑と雨不足を乗り越えられるように祈りながら先生たちが水をかけていたこともあり、未満児の小さな手で掘り起こされたさつまいもは天気の影響を感じさせることのない大きさ・数を収穫できました。里芋は何度もカラスのいたずらに困らせられたかわかりませんが、何度も植え直しをしましたが途中で枯れてしまうものもあったため、さつまいものようには大きく育たないものもありましたが、芋茎(ずいき)を握りしめ“いもほり”ならぬ、“いもぬき”を経験し、里芋がどのように育っていることはわかったことと思います。まだ掘り起こされていない苗は来週以降に他のクラスの子どもたちが掘ってくれるので、総量がどれくらいになるか楽しみは続きます。  桜ヶ丘の地に何年間も根を張り学生たちの成長を見てきたであろう中高グランドを見下ろす所に植えられていた桜やケヤキが新校舎建設に向けて伐採されていました。育つのには何園も必要なのにチェーンソーほ刃が入るとあっという間にその一生を終え、切られた丸太が積み上げられていて寂しさを覚えました。そして、この丸太をこども園の園庭に運んでもらえれば子どもたちの教材、遊具になるのに・・・。そんなことを思いながら授業を終えてこども園に戻りました。

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