園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.08.22 僕も私も

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今朝は、どうしても黒い車を見てからでないと保育室に行く気分になれないという2歳児りんご組のN君の想いに寄り添い、黒い車がやってくるのを待っているお父さん。しかし、そんな時に限ってやってくるのは白い車ばかり。そのうち、ごみ収集のためにN君が大好きというパッカー車がやってきたので気持ちを切り替え保育室に行くと思っていましたが・・・。そこで「じゃあ、タクシーに乗ってお部屋まで行く?」と尋ねてみました。N君もお父さんも「???」といった反応でしたが、一輪車を運んできて「これに乗らない?」と聞いてみると、少し間がありましたが何とか乗車してくれたので、南園庭経由でりんご組の保育室へ向かいました。お父さんは既に保育室のテラスで待っていてくださっていましたが今度は降車拒否!そのため、再度北園庭から南園庭を通り未満児玄関へと戻ることに・・・。そこでも降車拒否となりそうでしたが、「荷物を片付けたらまた乗せてあげるよ」と約束するとようやく保育室へ向かってくれました。約束をしたからには守らない訳には行きません。水分補給後、りんご組前に向かいました。すると、N君以外の子どもたちも目を輝かせ「乗りたい」と言ってやってきてテラスが鮨詰め状態になってしまいました。そこで、乗りたいという子どもたちを何度となく乗せてあげましたが、外の異変に気づいた1歳児ぶどう組の子どもたちもバルコニーへ出てきて乗車待ちで大混雑!?中には乗りたいけれどちょっと不安という子どももいましたが、担任の先生と一緒に乗車してもらうことができました。気がつけば、草刈り作業以上の球の汗がながれました。 森の中では秋を象徴するかのようなキノコが育ち、何がなく大きな石をどけると、家の屋根を失ったアリたちが大慌てで卵を運んでいました。  まだまだSちゃんに泣かれてしまったり、怪訝そうな表情で見つめられたりする職員がいるということを耳にしますが、幸いなことに僕は何故だか大丈夫なようで、今日、目が合った途端、保育室の奥の方から笑顔で走ってきてくれて、扉一枚隔てて交流することができました。きっと、扉が開いた途端、逃げて行くと思いますが・・・。今日も北園庭で健気に餌を啄んでいる様子が見られたケガを負った鳥。先生たちが心配していますが、痛々しく思ってしまいますが元気そうでよかった。来週もまた会えますように!