園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.12.07 今日 12/7は・・・

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1964年、東京オリンピックにあわせ急激に普及したというカラーテレビも近年インターネットの普及によってテレビ離れが進んでいると聞きます。しかし、テレビが普及する以前の時代、子どもたちの楽しみの一つだったのが街頭で見ることができる「紙芝居」でした。自転車の荷台に紙芝居の舞台を載せて路地や公園にやって来る紙芝居屋さんが飴やせんべいなどのお菓子を販売し、そのお菓子を買った子どもだけが紙芝居を見ることができたそうです。日本で生まれ、独自の文化として発展し、弁当が「Bent」と呼ばれるようになったのと同様に、アジアや欧米など世界各地で「KAMISHIBAI」として親しまれているようです。そんな紙芝居も時代の流れと共に使われるところが限定され、姿を消しつつあるような気がしますが、今日12/7は「世界KAMISHIBAIの日」でいろいろな場所で紙芝居を演じ楽しむ日です。日本の文化が海外で評価されることはとても名誉なことですが、発祥の地である日本でその灯りが途絶えないように活用したいものです。

さて、昨日に引き続き今日は3・4・5歳児②グループのクリスマス祝会が行われました。昨日同様、子どもたちのクリスマスのメッセージ(ページェント)を楽しみに大勢の方々が来園くださり、一生懸命に演ずる姿・賛美する様子に涙する保護者の姿が見られました。細かい反省や気づきはありましたが、子どもたちの力の無限さとそれを引き出す先生たちに只々感謝です。2つのグループそれぞれ大役を終えたことでホッとしたのでしょう。午後の時間には南園庭で遊んでいた5歳児ひかり組のS君が職員室にやってきて「園長先生、ちょっと来て!あのさ、竜巻か何かがやって来て葉っぱが・・・・・」と興奮気味に話します。その様子に何か大変なことが起きていることはわかったので外へ行ってみたのですが、「時すでに遅し」どうやら風で巻き上げられた落ち葉が空に舞っていたシーンを見て感動したということがわかりました。その喜びを僕にまで分かち合ってくれるとは嬉しい限りです。

さて、これまで何日もパッカー車がごみ収集に来ることを楽しみにお父さんに抱っこしてもらい待ち続けていた1歳児ぶどう組のR君。ようやく今日、タイミングが合い見ることができました。さぞかし大喜びするだろうと思っていたのですが至って冷静な反応に、僕が拍子抜けしてしまいました。何日も待ち続けていた姿がクリスマスの羊飼いに重なり、また願いがかなったことがクリスマスプレゼントに思えてしまいました。

長くなりましたが、最後に・・・・。児童クラブの子どもたちが松ぼっくりを使ってクリスマスツリー作りをしているようですが、今日今日12/7は「世界KAMISHIBAIの日」だけでなく「クリスマスツリーの日」でもあります。クリスマスまでまだ間があります。子どもたちと松ぼっくりツリーを作ってみてはいかがですか?材料はたくさんありますので・・・。

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