2025.03.24 五感を通して
廊下だけでなく職員室や広場にまで響く大きな泣き声。月曜日の朝はよくそんな光景が見られます。何がご機嫌斜めの原因だったのかA君の大きな泣き声とA君を宥める先生の声が廊下から職員室に聞こえてきました。このままでは埒が開かないと思い、先週から緊急工事のために作業に来ているA君が大好きな働くくるまを見に行って気分転換をしてもらうべく「どうして泣いてるの?」「よかったらダンプカーとかショベルカー見に行って見ない?」と誘ってみました。最初は「・・・・・」といった反応でしたが、矢継ぎばやに話しかける園長にペースが乱されたのか、次第に落ち着き始め帽子を被り外に出ることを受けれてくれました。早速外に出てまずは作業をしてくださる皆さんに「おはようございます」と挨拶を済ませ、玄関の掃き掃除を手伝ってもらった後、運んで並べたベンチに腰掛けてもらい特等席で作業の様子をみたもらうことにしました。そんなA君の後ろ姿(様子)を見ながら登園してきた子どもたちが羨ましく思ったのでしょう「おはよう!何してるの」「僕も見たい」と話しかけ、保護者の方々は「可愛いい」と呟いていました。
その後、A君に刺激を受けた荷物を片付けた子どもたちが次々と増え賑やかな子どもたちの声、働くクルマのエンジン音、地面を固めるための転圧機の振動など五感を感じながら期間限定の特別な作業を見ることができました。4・5歳児がいなくなった後、おやつを食べ終えた0歳児もも組の子どもたちまでが見にきていましたが、明日が作業最終日。アスファルトを敷く作業が行われると思いますので、今日とは違う嗅覚が働くことになるでしょう。