園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.06.24 ようこそ

CIMG8705

台数に限りがあることと、使える環境が限られることもあり、子どもたちが「使いた〜い」「乗りた〜い」と言っても中々使われることなく、軒下の駐輪場に駐車されたままの三輪車たち。その三輪車にどうしても乗りたくて仕方なかった5歳児ひかり組の子どもたちは、担任のT先生たちにお許しをもらったらしく、ほとんどの子どもたちが登園が済んだころ、駐輪場から南園庭まで乗って(漕いで)移動し嬉しそうに遊び始めました。すると次々と「いいなあ〜!」とか「代わって」と言って、順番待ちができてしまいました。そんな子どもたちの反応や様子を見ると、できることなら、いつでも自由に使うことができるようにしてあげたいとずっと思っているのですが、そのためには、少なくともあと数台は運んできて洗車し、使い方も確認しなければならないでしょう。そのためにも時々こうして使うことで子どもたちなりのルールや使い方を考えいってほしいと思っていますが、三輪車には目もくれず縄跳びに夢中になる子どもたちやその側で泥団子を作るのに必死な姿も見られるのが子どもの世界であることを再認識しました。

一方、4歳児そら組の子どもたちは今日、シンプル&スローライフの会の方々のご指導のもと“いのちのどろだんご”作りを経験させて頂きました。砂漠を緑化させるために尽力された福岡正信という方の取り組みを紙芝居で見せてもらい、その後、泥を捏ねることなど様々な説明を受け、泥の中に野菜の種を入れた“いのちのどろだんご”を作りました。その様子を見ていて、この手付きなら、もし来年度も味噌作りをする場合、上手に捏ねることができると思いました。また、そら組の子どもたちの楽しそうな取り組みに感化されたのか、2歳児りんご組の子どもたちも泥団子作りに夢中になっていました。今日そら組の子どもたちが作ったどろだんごはカチカチになるまで数日間乾燥させなければならないとのことですが、何人かが家庭から持ってきてくれた、お料理の際にでたカボチャの種なども入った泥団子が割れることなくしっかり乾燥することを願うものです。

さて。今朝玄関付近の蜘蛛の巣を払ったり、カラスのありがたくない落とし物を片付けている時、足元に鮮やかな色をしたロープが動いたように思いました。一体何んだろうと思ったら、それはロープではなくヤマカガシだったのです。臆病でおとなしいヘビなのですが毒があるので早々に捕まえて、子どもたちに見せてあげた後、逃してあげましたが、カモシカやヘビが出てくる環境、近所の保育園ではプランターやバケツで野菜やお米を育てていますが、森のこども園が本当に豊かな自然が残っていることを痛感させられます。

長くなりましたが、最後に・・・。0歳児もも組のN先生が「園長先生、ちょっとお願いがあるのですが・・」というのでお願いに応えるべく保育室に言ってみると、木製のエアコンの吹き出し口がバラバラになってしまっていました。先生たちで修理をしてみたものの直すことが出来なかったというので、部品を全ていただき修理を試みました。ところがそう簡単に直すことが出来ないよく作ったなあ!?と思う代物!しかし、意地でも直したく試行錯誤すること数十分・・・。何とかかんとか元通りの姿に修理しましたが、建具屋さんになった気分でした。それにしても、今日のオーダーはまさにmip、遂行不可能任務といった印象でした。

           

Contents