2020.10.16 もみがらかまど「加藤さんがやって来た!」
秋の実り、新米をもみ殻かまどで炊く「もみがらかまど」の日です。栗駒の加藤さんがやって来ました。秋空の下でもみ殻をかまどに入れて新聞紙に火をつけ、もみ殻から勢いよく炎が出たところで、ひかり組がお米を研いだ羽釜をかまどにのせました。
ご飯が炊けるまで45分間、このお米にはひかり組が育てたお米も入っていました。炊けるまでの間に加藤さんが田んぼから持って来てくれた稲穂を見せながら、様々な説明をしたり、子ども達の質問に答えてくださいました。
そして、最初に火がついていたかまどのご飯が炊きあがりました。羽釜のふたを外すと新米のいい香りが湯気と共に漂いました。炊き上がった新米は早速一口大に小分けしてずっと待っていた子ども達に配られました。
りんごさんは「おいしい~」とぱくぱく。ぶどうさんは無言でパクパク。
田植えから体験したひかり組はボックスイネを刈り取り、乾燥させて脱穀しました。そのお米も間もなく炊き上がります。その前に加藤さんの新米をいただきます。食べよとしたご飯をポトリと落とした人もいたのですが、無事別なご飯を頂きました。
にじ組だってこんなにおいしい顔をしてパクリ。秋の日差しは優しく子ども達を包んでいました。
そうしているうちにもう一つの羽釜のご飯も炊き上がりました。かまどの中はもみがらは見当たりません。燃え尽きて灰になったもみ殻です。ご飯の炊けたいい匂いが再び広がりました。