園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.09.04 どうして?!

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お昼頃から雨が降るという予報もあり5歳児ひかり組は早い時間から北園庭に出てリレーをしたり、田んぼの前に大きな模造紙を広げ、稲の絵を描くなどして過ごしていました。同様に1歳児ぶどう組の子どもたちも朝のおやつを早々に食べ終え「階段(中高へ続く)のところまで行ってきま〜す」と行って出かけて行きました。ところが出かけて数分も経たないうちに結構な勢いで雨が降り出すではありませんか。そこで玄関から「お〜い、だいじょうぶ〜?」と叫んでみました。ところが雨の音でかき消されてしまっているのか、すでに声が届かないところまで行ってしまったのか返事が返ってきません。そこで傘を持って迎えに行く出ました。そこでまた「お〜い、だいじょうぶ?」と声をかけてみると、今度は「は〜い!だいじょうぶで〜す。今からもどりま〜す」という返事が返ってきました。そこで声の元へ向かったのですが、幸いなことに大樹の葉っぱの傘に守られほぼ濡れることなく、手を繋いでもらい階段を降りてくる子どもたちの元へ辿り着くことができました。以前も「北門まで出かけてきま〜す」と言って出かけた途端結構な勢いの雨が降り出したため、数人で助けに行ったことがありましたが、N先生が笑いながら「園長先生が外に出たから雨が降ってきたかと思いました」と言っていましたが、もしかすると僕ではなく、N先生かT先生が雨を降らせているのかも知れません。

さて、2日前、北園庭北側や隣接する森に続く斜面の草を刈り払いしていただいてスッキリしましたが、そのお陰でこれまで草に覆われて見えなかったものがはっきり見えるようになりました。以前は子どもたちがごっこ遊びなどで使うシャベルやカップやお皿やドッジボールが落ちていることがありましたが、そんなことがなくなり嬉しくなったのですが、反対にテニスコートのフェンスを越え飛び出したロストボール(ホームランボール)がたくさん落ちているのがよく見えるようになりました。その様子を目にし、「どうして拾いに行かないんだろう」と思うだけでなく、ボール遊びをしたくてもできない子どもたちや地域があることを思うと「もったいない」と思ってしまい、無駄だと思いながらも虫取り網を取り付けた竹の棒(道具)を持って斜面を降りて拾い集めコートに戻してあげました。ボールを拾い集めるため斜面を降りて行くと草に覆われ見えなかったスズメバチを捕まえるための誘引捕獲器が有刺鉄線にぶら下げてあり、その中には天に召されたスズメバチがたくさん入っていました。特別なことをしない限り襲って(刺す)ことはないのですが、刺されれるととても痛いと聞きます。どうしても誘引捕獲器が必要なところや場合もあるでしょう。 北門に向かう坂に小さなイガグリが落ちていました。季節は確実に夏から秋にバトンタッチされつつあります。  

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