園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.07.30 どうして

IMG_1386

例年であればこの季節、子どもたちは南園庭の擁壁前に植えられている木々の下で競い合うようにセミの抜け殻探しをしています。ところが今年度はアラートが出るような暑さの影響もあるのかその姿が見られません。そのためでしょう木の枝や葉の裏にセミの抜け殻が付いたままになっているのです。そのなんとも言えないほのぼのとした様子をレンズに収めていた時、田んぼに水を張る作業を終えた子どもたちが戻ってきました。その多くの子どもたちが嬉しそうに「園長先生見て!」と言いながら僕のところにやってきます。何を見て欲しいのか尋ねる前に、それはそれは嬉しそうで自慢げな表情の子どもたちが森で見つけたというセミの抜け殻を見せてくれるのです。何人かは複数の抜け殻を見つけ帽子の上にエンブレムのように止まらせてニコニコしている一方、一つも見つけられていない子どもたちは冴えない表情、そこで、ついさっき見つけた抜け殻の場所を教えてあげると、競い合うように抜け殻を探し賑やかな声が響きました。担任のT先生が「何というセミの抜け殻か調べてみよう」と子どもたちに提案していましたが、抜け殻からセミの種類がわかるとしたらとてもすごいことだと思います。     昨日の施肥と散水の効果があったのか、畑の様子を見に行って見たところ、小さなきゅうりが複数育っていました。暑さに耐え頑張ってくれている野菜たちから今後どれくらい収穫できるか分かりませんが、しばらくの間、朝夕の散水を欠かさず続けてあげようと思います。

さて、揺れも感じないのにスマホから緊張感を煽るようなアラートが響きました。一体何があったのか、どうしてアラートがなったのか調べるも直ぐには分からず混乱しましたが、しばらくしてカムチャッカ沖を震源とする地震が発生し、それに伴い津波が予想されるためもの警報・避難指示だとわかりました。沿岸部では警報通り津波が到達したことが伝えられましたが、この暑さの中、東日本大震災のような地震、津波が発生し、停電などが起きてしまった場合、冷房もストップしてしまいます。東日本大震災の時は寒さに震えましたが、暑い中で最悪なことが起きないとも限りません。被害にあった震源地付近の方々、沿岸部の方々の不安が少しでも安心に変わるように祈ります。

Contents