2024.08.28 いいもの見つけた
夏休みもほとんどなく、幼稚園実習や施設実習に出かけている教育学部教育学科、幼児教育専攻・児童教育専攻の2年生・3年生たち。緊張と不安の中で悪戦苦闘しながら頑張っている学生たちの様子を見に担当の先生たちが手分けして実習巡回に出かけています。2年生は今年度は1週間と言うこともあり、県外の場合は電話で様子を伺っているのですが、今日の午後、職員室からある園に連絡をしている時、0歳児もも組の保育室の方から何か叫ぶ声がしたかと思ったら、職員室で仕事をしていた先生たちが、急に嬉しそうに声の元へ向かって飛び出していきます。電話を終え何があったのか聞いてみると、園庭にやてきたカモシカが園庭のサツマイモ畑で葉っぱを食べていたと言うのです。しかし、電話を終え見に行った時にはすでに園庭には姿はありません。しかし、すぐにどこかへ行ってしまうことはないだろうと思い隣接する森に目を向けてみると案の定、今度はそこで食べ放題の草を食んでいます。その様子を栄養士のK先生と一緒に園庭から見下ろしていてもカモシカは逃げることなく、時々後ろ足で体を掻きながらこちらを見つめていました。子どもたちや先生たちがいる時間帯でもカモシカがやって来て枝豆やサツマイモの葉っぱを食す姿を目の前で見ることができ、授業を終えた小学生が児童クラブへ帰ってくる途中、学内でトチの実を拾ってくることができ、ユリの花が自生するなど毎日いいものを見つけられる環境は他にはないでしょう。そして、明日も誰かが何かしらいいものを見つけ笑顔になってくれることを願います。