園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.07.01 あっという間に

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能登半島地震の発災による幕開けとなった2024年も今日で半年となりました。被災地ではインフラ復旧の遅れが深刻で、能登半島からの人口流出も加速していることが新聞やTVのニュースが伝えています。北陸の寒い冬を乗り越えた被災者の方々は今度はジメジメとした梅雨の季節を迎え暑さとの戦いが始まっていることと思いますが、そんな被災地の方々のことを思いながらも何もできていないことに申し訳なさを覚えるばかりです。

さて、仙台は梅雨に入ったとはいえ、青空が見られる日が多く子どもたちも水遊びを楽しむことができています。しかし、5歳児ひかり組のSちゃんは水着などが入ったプールバッグを準備してもらっても頑なに持って行こうとはせず、保育室へ行ってしまいます。今日も同様の様子が見られたので、お母さんからバッグを受け取り職員室で預かることにしました。ところが湿度の高い空気が身体にまとわりつく、まさに日本の夏を実感させられる一日だったからでしょう、朝、あんなに頑なに持っていくのを拒否したのに職員室にプールバッグを取りに来て水遊びを楽しんでいました。この休みの間に降った雨とスプリンクラーでの水遊びのお陰で北園庭の芝が青々と育ち、芝刈りをしてもらわなければならないほど育っているところも見られます。一方、先週オレンジ色に育ち食べ頃を迎えたシャロン寮の庭のたわわに実っていたビワがこの休み中にカラスたちに食べられてしまったのか、ひとつも残らずなくなり、種と食べ残しだけが散らばっていました。そんなことからも、子どもたちも職員もいない日曜日のこども園はカラスを含めた動物たちにとって楽園であり、まさに動物たちのこども園と化しているのかも知れません。気づけば栗の木には早くも小さな栗の赤ちゃんたちが実ってきています。そんなことに気づくと、春から夏にバトンもあっという間に秋にバトンタッチしなければならなくなるのでしょう。

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