宮城学院女子大学附属認定こども園　森のこども園

連日の暑さの影響でしょうか、園の目の前にあるシャロン寮の植え込みの中にヒマラヤスギの実が複数落ちていました。本来であれば秋から冬にかけて種を飛ばすために実をバラバラにして落ちてくるのですが、種をつける雨に大人の握り拳ほどの実を落とすのですからこの夏の暑さは異常で植物たちにとっても過酷な状況なのかもしれません。一方、北園庭の芝は子どもたちの水遊びの際、スプリンクラーから撒かれる水と暑さのお陰で順調すぎるくらいの勢いで伸びていたため、学内の環境整備をしてくださっている光和さんがいらしてくださり、汗だくになりながら芝生の刈り込み作業をしてくださいました。結構な音を立てて芝を刈る機械に興味津々で見入る子どもたちの姿が見られました。そんな子どもたちを気にすることなく休憩を挟んで黙々と作業をすること数時間で綺麗に刈られ園庭全体が牧場のような草の香りに包まれました。その香りに誘われたのか偶然なのか、羽も体も真っ黒なトンボが乱舞する光景が見られたかと思えば、田んぼの稲に体が透けて見えそうなくらのとても綺麗な細いトンボが羽を休めていたためレンズを向けたのですが、その細さと透明感から中々トンボにピントが合わずご覧いただけないのが残念でなりません。

さて、午前中の作業を終え休憩となりました。Oさんは草刈機で戻られたのですが、その様子を見た僕が「これで帰るのですね？！」とお聞きしたところ、所長さんが間髪入れす「そうですよ！マ◯オカートですから！」と笑って教えてくださいました。そう言われてみると、3月に学会で東京に行った際、渋谷駅前で見た外国人が運転するマ◯オカートと同じに見えて笑ってしまいました。海外では草刈機（改造された）によるレースが開催されるのですから草刈機は侮れない乗り物なのかもしれません。