2024.07.23 課題
2020年に亡くなるまで、約40年にわたって日本の森林保全活動をリードしてきたウェールズ生まれの日本人、C.W.ニコル氏は作家であり環境保護活動家でした。ニコル氏は30年以上も放置され荒れた山林を買い取り、生物多様性豊かな本来の日本の森に再生することをめざして保全活動を行い、故郷ウェールズにちなんで名付けたのが「アファンの森」 でした。こども園に隣接する森は遊歩道はあるもののアファンの森には程遠い「アカンな森」というところもある森ですが、少しでも近づきたい、子どもたちが遊べる環境を整えてあげて「Aha~n(アハ〜ン)な森」にしたいとの思いで今朝も森の下草払いを行いました。そこで感じたこと、それは、森の中に土に還らないゴミや片付けがされないままのおもちゃがあることです。それでも様々な生き物が生きているのですからもう少しだけ手を加えればさらに素敵な環境になると思うのです。10年前、研修に出かけたストックホルム(スウェーデン)の森の幼稚園では森に出かけた子どもたちが土に還らないゴミを拾い集めて帰ってくること、土に還らないものは持ち込まないことを伝えられていたこと、6年前に出かけたプラハ(チェコ)の園では掲示板に様々なものとそれが土に還るまでの時間(還らないものもあること)が掲示されるなど自然を守ることの大切さが幼い頃から伝えられていることを思い知らされていました。だからこそ、こども園の森にゴミやおもちゃが落ちていることが残念であり、園の改善すべき課題でもあることを痛感させられます。
さて、自分が保育者(幼稚園教諭)として子どもたちと遊んでいた遊びを5歳児ひかり組の子どもたちに紹介してみました。かれこれ数十年前子どもたちと遊んでいた遊びなのですが、単純なのに難しいその遊びに現代っ子も興味を持って遊んでくれました。一方、加齢と共に体力が落ちているにも関わらず、本気を出して子どもたちと遊びあっという間に足の筋肉に乳酸が溜まってしまうことを痛感しました。そんな僕に勝つことができず悔しくて泣く子、怒って途中でやめてしまう子の姿が見られましたが、そんな思いを認めながら少しずつ感情をコントロールできるようになってくれることを願うものです。
※既にお気づきの方もおられるかと思いますが、未満児クラスと違い送迎の際、クラスに入ることのない以上児クラスの保護者の方々は毎日飾られている給食のサンプルをなかなかご覧頂けないこともあり、何とか改善するべく職員の玄関のところに移動してみました。その日のメニューのみならず食事の量もご覧いただけますので是非ご覧ください。