園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.09.19 羨ましい

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「いってきま〜す」そう言ってお散歩に出かける子どもたち。今日も2歳児りんご組の子どもたちが、職員玄関の扉を開けて事務室に向かって声をかけてくれました。そこで「どこまでお出かけですか?」と聞いてみると「道路です!」という返事が返ってきたので事務室にいた職員は大笑い「道路は危ないから気をつけないとね」と声をかけられると「うん」と返事をして嬉しそうに出かけていきました。そんな、子どもたちを見送った後、春に刈り取った羊毛の手入れをしていたところへ「ただいま〜!」と言ってりんご組の子どもたちが帰ってきました。そこで改めて「どこに行ってきたの?」と尋ねてみました。するとI君から「遠くの街」と想いもよらない面白い返事を返してくれたお陰で(本人はそんなつもりはありませんが)また笑わせてもらいました。そして今度はR君が身体全体を使って背負っていたリュックをフックに掛けるのに必死になっています。手伝ってあげることは簡単なことですが様子を見ながら「もう少しだよ。頑張って!」と声をかけ見守りました。途中「できない!手伝って」と弱音を吐いたものの何とか自力でぶら下げることができてニコニコしていました。しかし、その足元にはそれまで掛けられていた先生のリュックが落ちていました。

さて、朝の時間帯、ホールからピアノの音が響いてくることがあります。今日もA先生が子どもたちが歌う讃美歌の練習をする音色が職員室まで聞こえてきました。ピアノを弾くことが好きというのですから難なく弾くことができるのでしょうが、それでも練習する姿に頭が下がりました。そして何かと慌ただしい朝、ホールから聞こえてきたA先生のピアノの音色のお陰で心が落ち着いた気がします。

一方、給食後、3歳児にじ組の子どもたちが南園庭の木の下を縫うように歩き回り何かを探しているので、「何してるの?」と聞いてみると図鑑を持った子どもたちを含め多くの子どもたちが「セミの抜け殻」と教えてくれました。暑い日が続いていたとはいえ、最近セミの鳴き声は聞かれなくなったように思っていたので、さすがにセミの抜け殻はないだろうと思っていたのですが、葉っぱの裏で羽化したセミが残した抜け殻が結構残っていることに爪の鋭さ(強さ)を再認識しました。児童クラブの部屋には下校途中、正門から帽子の像までのトチの並木で拾い集めてきた“とちの実”がたくさん並べられています。乾燥、アク抜きをしてとち餅として食べることができるのはいつになることやら・・・。  

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