園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.02.01 納得

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先週、佐々木学院長先生にいらしていただき礼拝を守り、今週(今日)は中高の宗教主事の大久保先生にいらしていただき礼拝を守りました。大人が読んでも難しい聖書の話を子どもたちに伝えることは簡単なことではありません。学院長先生ですら「子どもたちに話すのは難しいねえ!だから映像(PPT)を使って話すようにしています」「若い頃、教会学校の子どもたちに分かるように話せるようになったら一人前と言われた」「大学生に話す方が簡単だ」とおっしゃっていました。同様に大久保先生も「子どもたちに聞いてもらえるようにゼスチャーを交えて話すようにしているんですけど・・・」とおっしゃていましたが、西日本で初めての男性保育者、広島のI先生(現在80歳)もずっと昔から「保育者は子どもに分かるように話すことができなければいかん」とおっしゃっています。これまで幼稚園教諭、保育園園長、そして現在こども園の園長をとして子どもたちと関わらせてもらっていますが、礼拝(聖書の話)に限らず、年齢に合わせ言葉が伝わるように離乳食を与えるように言葉を噛み砕き、話すスピードを変えて話すことと子どもたちが過剰に反応してしまうことがを心がけて(意識して)話をしてきました。それでも聞くことより、話すことが好きな子どもたちがいることも確かなことです。来週月曜日の礼拝ではそんな子どもたちにしっかり話を聞いてもらえるようしっかり準備をしたいと思います。

さて、午後はキリスト教保育連盟本部(事務局)での会議に出席するため東京に出かけました。会議に遅れることがないようにチケットを取っていたのですが、強風の影響か仙台を出発する時点ですでに7分の遅れ、更に白石付近で架線に絡まったビニール袋?を取り除く作業が発生。その後も強風のためスピードを落としての運行となり20分以上遅れて東京着。それでも時刻表が必要ないくらい電車の本数があることが幸いし、会議開始3分前に遅れることなく到着することができました。昨年11月、青森大学で行われた学会に参加した際もトラブルがあり予約していた新幹線には乗れず予定より1時間以上遅れて到着したということがありました。世界的には定時運行で遅れることがないことで驚かれる新幹線。だというのに新幹線が2度とも遅れるとはあまりにも高い確率に驚きです。

著名な作家たちが利用したことで知られる老舗ホテル「山の上ホテル」。老朽化に伴って休館しているそうですが、隣接するM大学が土地と建物を取得し、創立記念事業の一環として、外観は維持しつつ改修工事を行いホテル機能を継続させなが学生支援や地域連携のための利活用も検討しているようです。次回の会議はしばらく先ですが、ここがどう変化しているか楽しみです。もし、その時も新幹線が遅延した場合、その確率の高さを自慢できそうです。

会議が終わったのがラッシュ時間に重なったため、満員電車を避け、東京駅まで歩きました。世界でもなだたる大都会東京!お正月の風物詩となっている箱根駅伝の出発・ゴール地点である大手町の某新聞社本社ビル辺りはご存知の通り近代的なビル群が林立し、木々に覆われた宮城学院とは全く違う景色を作り出しています。偶然にも1月の最終日が金曜日だったこともあったのでしょう、ビルの林の中を大勢の人々が慌ただしく行き交っていました。一方、ランナーの聖地となっているという皇居外周路を大勢のランナーたちが走っていました。そんな大都会も嫌いではありませんが、この季節ならではのキリッとした冬の寒さを感じられる仙台に戻るとホッとすることに気付きました。それはきっと生まれ育った街だからでしょう。

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