園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.09.13 枠を超えて

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9月になったというのにまだ夏が居座っているような暑い日が続いていますが、今年度の水遊びは終了となりました。これから少しずつ湿度・気温ともに下がり実りの季節、そして身体を動かして遊ぶことが気持ち良い季節となり少しずつ運動会へ向けてシフトチェンジされていくことになるでしょう。そんな季節の変わり目、3・4・5歳児の先生たちはこれまで以上に異年齢交流を深めるべく、森の広場と保育室でクラス・年齢の枠を超え遊ぶことができるような企画を考え実行してくれていました。そんな企画に子どもたちは大喜びで、普段遠慮して入ることがないであろう、他のクラスで楽しそうに遊んでいるのです。3歳児にじ組ではレストランなのか、食事を提供してくれそうな雰囲気だったため、勝手にお客さんになり「こんにちは、ハンバーガー食べたいんですがありますか?」と尋ねて椅子に座ると、シェフ(従業員)と思われる子どもたちが次々と「はいどうぞ」と言いながら注文していない物まで運んできてくれるのでテーブルの上がいっぱいになってしまいました。隣の4歳児そら組の保育室では廃材やハサミや絵の具を使ってドレス作りや唯一無二の芸術作品を作る(描く)などして遊んでいました。広場では長縄跳びなど身体を動かすようなコーナーに行列ができていました。この交流・活動が今後どんな化学反応を起こしどう変化していくか楽しみになりました。

さて、先日の朝、北園庭の砂場で見つけられた3匹のニホンイシガメの赤ちゃんたち、1匹はF先生のところへ里子に行き、2匹が残っていましたが、その情報を知ったTG大学のH先生(イシガメ飼育歴12年)から“もしよかったらいただきたい”との連絡があり、本日2匹ともH先生のところへ里子に行きました。現在児童クラブの飼育ケースで飼われているクサガメの様子と性別を見て行ってくれましたが、動き方も甲羅の色も申し分ないこと、そして全てメスであることを確認してお帰りになりました。子どもたちがクラスの枠を超えて過ごすように、カメのお陰でH先生との大学の枠を超えた交流の大切さを再認識させてもらう

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