園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.05.25 未知との遭遇!?

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今日は子どもたちが首を長くして待っていた羊の毛刈りを行うことができました。今日の毛刈りのため遠路はるばる川崎町のルピナスファームから軽トラックに乗せられてやって来たのは雌の3歳児のひつじデイジーちゃん。ほとんどの子どもたちが初めて見るひつじの大きさと鳴き声に興味津々でしたが、不思議なことにデイジーちゃんが到着する前から、時々聞こえてくる「メエー」という鳴き声に「???」という混乱する反応の子どもたちも・・・。今朝に限らずこども園では時々「メエー」という鳴き声が響くのですが、今日の毛刈りのために、前日からやってきていたと思っていた子どもがいたというのですから、びっくりと言うより可笑しくなりました。毛刈りの日だからではなく、毎朝の起床後、そして出勤後にPCを開き子どもたちの出欠を確認するのがルーチンなのですが、今朝の連絡の中に「『ひつじが見たいから行く!』と泣いていましたが、38°のため休みます。園長先生のブログで、羊の写真を見るのを楽しみにしています。」という、少々プレッシャーを感じる連絡が届いていました。その短い文面からHちゃんが本当に毛刈りを楽しみにしていたという気持ち・思いが伝わってきてとても複雑な思いを感じました。

そんなHちゃんの思いを抱えながら毛刈りをしましたが、モコモコだったひつじが、お座りさせられお腹から毛が刈られて行く様子を見る子どもたちは真剣そのもの!5歳児ひかり組の子どもたちと見学に来てくださった保護者の方々、先生たちがバリカンに手を添えて毛刈り体験をさせてもらいました。来週には6月となり、衣替えの季節を迎えることとなりますが、天気予報通りに気温が上昇した今日、毛刈りをしてもらっていない羊は夏にセーターを着ているようなもの。大勢の子どもたちと、見学の申し込みをしてくださった保護者の皆さんに囲まれながら毛刈りをしてもらったデイジーちゃん、毛刈り後、涼しくなり気持ち良かったのでしょうか、子どもたちに見て欲しかった、丸い落とし物をプレゼントしてくれました。それがチョコボールのように見えたのでしょうか、2歳児りんご組のMちゃんが躊躇することなく嬉しそうに拾おう(摘もう)とするので大慌てでした。ムートンのように綺麗に刈り終えていただいた毛は、フワフワな毛に触ってみたいという子どもたちのおかげで、あっという間にその姿は見られなくなりましたが、その重量は2kgでした。今後汚れを落とし、保育教材として有効利用したいと思っています。

そうそう、デイジーちゃんは毛刈りをしてもらいスッキリしたと思いますが、2歳児りんご組のRちゃんは雪が降っても大丈夫なブーツを履いて登園してくるのですから面白いものです。そして、5歳児ひかり組のK君がデイジーちゃんが軽トラックに乗せられ帰る時までずっと見届けていましたが、それだけ楽しかったのか、ひつじ(動物)が好きなのか、K君の違った一面を知ることができたような気がします。    

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