2024.10.31 宝物
あんなに暑く秋が来ないのではと思うくらいだった夏がしっかりと秋にバトンタッチし、学内の整備に当たってくださっている光和さんが毎日のように落ち葉を吹き飛ばしてくれています。このところ朝夕肌寒さを感じるようになってきました。そのためなのでしょう、今朝、児童クラブとにじ組の間の網戸にキリギリスが止まっていました。そのことを子どもたちに教えてあげると興味を持ってくれたYちゃん、H君、Kちゃんがやってどうするか相談を始めました。そして、怖いけれど捕まえるということに意を決したようでキリギリスに手を伸ばしました。すると、驚いたキリギリスが自分たちの方へ飛んできたので大慌て!そして、足元に落ちたキリギリスを眺めていました。そんな子どもたちと動きの鈍くなったキリギリスを見てイソップ童話「アリとキリギリス」が思い浮かびました。これから秋が深まると春までアリが見られなくなり、山には雪が降りることでしょう。
さて、今日はハープ奏者のIさんにいらしていただき延期になっていたハープコンサートでハープの素敵な音色を聴かせていただきました。ピアノや弦楽器や管楽器と比べると大きな音は出ませんが、その分、不思議と心を打つハープの繊細な音が広場に広がりました。その音に耳を傾け、時には歌う子どもたち、そしてK先生とT先生には無茶振りと言えるハープ演奏をしてもらうことになりましたが子どもたち、先生、保護者の方々から大きな拍手が出る演奏をしてくれました。そんなコンサートでしたが以前勤務ささていただいていた園では月一回、5歳児のお泊まり保育の時には就寝時の子守唄の演奏、卒園式でも証書授与の際、子どもたちが歌ってきた数々の讃美歌のメドレーをBGMとして弾いていただくなど長いお付き合いをさせていただいてきました。そのハープの音色の素晴らしさをこども園の子どもたち、先生たちにも聴いて欲しいという強い思いがようやく叶い本当に良かったです。
一方、ステージママよろしく、Iさんとご一緒してくださったお母さんはこども園が森が隣接する環境にあること、また、園舎の素晴らしさをベタ褒めで「こんな宝ものがいっぱいの環境は他にはない!素晴らしい。素敵です」と何度もおっしゃってくださり、森でたくさんの朴の葉を拾っい、給食を「美味しい美味しい」と言いながら器にも感心して召し上がり喜んでお帰りになりました。このコンサートが一度きりになることなく、これからも長く続くことを願うものです。Iさんありがとうございました。ぜひまたいらしてください。
さて、今日10/31に7歳の誕生日を迎えた児童クラブのE君。E君のお父さんによると、今日10月31日は語呂合わせで「天才の日」なのだそうです。「電車」や「きのこ」にとても詳しいE君、まさに天才肌ということもあり、納得させられました。