宮城学院女子大学附属認定こども園　森のこども園

こども園到着まで数分という時、ナビの画面が教頭のS先生からの着信を知らせています。メールではなく着信ということは何かあったことは間違いありません。そこで、こんな時に便利なハンズフリー機能を使って電話に出てみると「園長先生おはようございます。運転中かと思いますが、申し訳ありません。先ほど、保護者の方々には一斉メールでお知らせしてもらったのですが、北門付近で倒木があり正門からしか入れませんので・・・」という連絡を入れてくださったのです。時間的に運転中でメールを見ることはできない僕がいつものように北門から出勤すると、正門まで戻らなければならないことを考えて連絡してくれたのです。そのお陰で正門から入構し、子ども園に向かうことができました。そして、車を止め、直ぐに現状を確認しに行ってみたところコナラと思われる木が職員が駐車しているところを覆うように倒れ、枝が道路を塞ぐように飛び出しています。その枝を伐採撤去して通行再開させるために、園内の整備をして下さっている方々が作業に当たって下さいました。青々とした葉が茂り倒れることなど想像もできなかった木が倒れるという驚き、その一方で、子どもたち、保護者、職員に人的物的被害がなかったことが何よりだったと胸を撫で下ろしました。思わぬハプニングで出勤に支障があった保護者の皆さんもおられたかと思いますが、正門からの登園にご理解いただけたこと感謝いたします。

さて、朝の大騒動以上に子どもたちにとってお大騒ぎになったのは、南園庭にどこからかカメがやってきたことです。そのことを知らせるために５歳児ひかり組のK君が「園長先生ちょっと見に来て！カメが出てきた」と職員室の僕に伝えに来てくれました。そう言われると見に行かない訳には行かず、案内されるところまで行って見ると、K先生と一緒に子どもたちが丸田沢から産卵するためにやってきたと思われる珍客を取り囲んで大騒ぎの真っ最中。そのお陰でカメはしばらく足を甲羅の中にしまい込んでじっとしていましたが子どもたちに見守られながら逃げて行きました。その他にも昨日の雨でいい具合に湿った土（泥）を使ってのごっこ遊び、あっという間に刈り取られてしまったヘビいちごを使ってのジュース作りなどなど、賑やかな一日でした。