園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.04.16 大きく育って

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5歳児の恒例行事となっている北園庭の田んぼでの“稲作”、今年も田んぼの先生であるKさんにいらしていただき、育苗箱に土を平に敷き詰めること、そこへ低温殺菌した種籾を重ならないように撒くこと、最後に優しく土を被せるなど丁寧に説明してもらいながら作業を行いました。昨年度の今頃、ひかり組の子どもたちを憧れの眼差しで見ていた自分たちが同じ立場となり、他のクラスの子どもたちが「何してるの?」と興味津々で見にくる中、役割分担しながら賑やかに作業に当たっていました。そんな子どもたちの姿をご覧になっていたKさんに職員室で一休みしていただいているとき、「今日(4月)の様子と、3月の修了式の時とでは全然違うんだよなあ!話す言葉も違ってくるし、この前の修了式では涙が流れそうだった」とおっしゃっていました。日々顔を合わせている我々とは違った視点で子どもたちを見てくださっているKさんのそんな言葉がとても嬉しく、この子たちが来年3月にどんな風に成長してくれているか楽しみになりましたが、Kさんにお墨付きをいただいた種が蒔かれた育苗箱はシートに包まれ発芽を待つことになります。それまで踏まれたりひっくり返してしまったりすることなく順調に育てば、代掻きをした田んぼで田植えとなりますが子どもたち同様、しっかり育ってくれることでしょう。また、田んぼの隣の玉ねぎ畑を挟んだ畑では2歳児りんご組と5歳児そら組の子どもたちがじゃがいもを植えました。切り口を石灰で白くお化粧された種芋を先生たちが印をつけてくれたところに植えていましたが、その嬉しそうなこと・・・。昨年度と違い、今年度は畑の先生はいませんでしたが、このじゃがいもも順調に育ってくれることを願うばかりです。

さて、多くの子どもたちが北園庭で農作業!?をしているとき、1歳児ぶどう組の子どもたちは森を占有するかのようにのんびり過ごしていました。また、種まきを始める前、0歳児もも組のお友達の泣き声に反応したひかり組の子どもたちが外に出る準備をしていたN先生のところへ駆け寄り「どうしたの?」とか「かわいい」と声をかけてくれました。また、昨年度の5歳児担任だったM先生はひかり組の子どもたちの様子を見ながら過ごしていましたが、たった2週間で0歳児担任が自然になってきた印象を感じました。      

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