園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.09.10 なぜでしょう?!

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好奇心旺盛な幼い子どもたちの心をくすぐるミミズ、ダンゴムシ、セミやトンボやカナヘビなどの生き物を平気で捕まえて(触って)遊んでいた子どもたちが、いつ、どんなことがきっかけなのか、それまで平気だったのに急に「気持ち悪い」「こわ〜い」と言って捕まえるどころか触ることすら出来なくなってしまうことがあります。その一因に虫に関する経験から苦手になるということをよく聞きます。死んだしまったと思った蝉が急に動いて飛んで(逃げて)いった時におしっこをかけられた。飛んでいた虫が顔にあたった(口に入った)、イタズラで背中に虫を入れられた。捕まえたトンボの羽を左右に引っ張って死なせてしまった。大切に飼育していた生き物との別れなど様々かと思います。そして、大人になるにつれて、毒の有無や危険性など虫についてさまざまな知識を身につけていきます。そして虫の危険性を知ると、得体の知れない虫はより敬遠しがちになってしまいます。しかし、今朝のカナヘビを捕まえた5歳児ひかり組の子どもたちはしばらく虫嫌いになりそうなことはなさそうです。 

数日前、涙を流しながら保育室へ向かっていくことがあった3歳児にじ組のE君。今日は帰宅後、嬉しいことがあることもあ影響しているのでしょう。朝からご機嫌で姉のSちゃんと手を繋ぎ笑顔で保育室に向かって行きました。実習巡回からの帰路の途中、銀杏の木の剪定作業が行われているところがありました。これからの季節、黄色いさくらんぼのように見えるけれど、強烈な臭いの実を付ける銀杏の木がなぜ街路樹として植えられているかご存知の方も多いかと思います。それは、排気ガスや硬い地面という厳しい環境でも強く長生きすること、また他の木に比べて葉が厚く水分が多く含まれまれているため燃えにくい、火災が発生した時、広範囲に広がることがないようにしたこともあるようです。このように木の特性をしっかり知って都市計画がなされていることと思うとあの強烈な匂いも我慢しなければならないのでしょう。

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