園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2023.06.28 そんなですか・・・?

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今日はまさに梅雨らしい、ジメジメして蒸し暑い風がまとわりつくような1日となりました。この湿度の高さを好む人はそう多くないと思いますが、植物や虫たちはこの時期を待っていましたとばかりに生き生きと育っているように感じます。恵みの雨を受けあっという間に背丈を伸ばす草たち。そして、森の中ではこのジメジメした季節を待っていたキノコが大きく育っていたようで5歳児ひかり組の子どもたちが「園長先生ちょっと来て〜!森に赤いキノコがある」と慌てた様子で僕を呼びに来ました。“しいたけ”や“まいたけ”、“えのき”や“なめこ”ぐらいのキノコならわかるものの、赤いキノコとなると全く分からない僕をなぜ呼びに来てくれたのか不思議でしたが、子どもたちについて行くと野外炊飯場の近くに結構な大きさのキノコが生えていて、それを取り囲んだ興奮気味の子どもたちが「きっとこれは◯◯茸だと思う」「キノコ図鑑持ってきて調べよう」と夢中になっていました。ところが、程なくしてまた呼ばれたので行ってみると、その赤いキノコは鍋に入れられ「キノコ汁」に調理されていました。胞子を撒き散らすために育ったキノコ、それを果たすことなく子どもたちに収穫され鍋にされるとは思ってもみなかったことでしょう。これから次々に生えてくるでしょうから、子どもたちとの攻防もしばらく続くことでしょう。一方、昨日畑に早速、大豆の種を蒔いたことを知らせる看板が貼られていました。その看板をよ〜くみてみると、ひらがななのに、所々カタカナのように「ー」が書かれていたり、スイカ畑の看板は奇想天外な絵が描かれていたり、子どもたちの素敵な世界に引き込まれてしまいました。3歳児にじ組の子どもたちは南園庭で水遊びを楽しみましたが、正確に表現するとすれば泥水遊び!特にS君は水溜りにどっかと座り、脱いだ靴をひしゃくのように使い何度も何度も水を汲んでは戻しを繰り返していました。

さて、前述の通り、恵みの雨を受けて背丈を伸ばした草を刈り取って風通し良くしようと朝から作業に取りかかりました。その際、日除けと突然降り出す可能性のある雨対策として、帽子を被って作業をしたのですが、一般的な麦わら帽子とは形の違うベトナムの方が被るような帽子を被って作業をしている僕に、子どもたちも保護者の方々も目をまん丸くして、二度見・三度見するのです。中でも2歳児りんご組のWちゃんのお母さんはWちゃんを自転車に乗せて坂道を颯爽と降りてきたのですが、僕を見るなり自転車に乗りながら「ガハハハ!」と大笑い!その他の方々も「ほら!見て見て!園長先生、かかしみたいだよ」とか「お地蔵さんみたいだね」とニヤニヤしながら話していました。今後も時々妙な帽子を被って作業をすることがあるかと思いますが、遠慮なく笑ってください!