2024.07.19 あっという間
今朝、4歳児そら組のAちゃんを保育室に送り届けたお母さんがAちゃんの弟妹と一緒に子育て支援室の軒の所にしゃがみ込み「これなんだろうねえ?見たことないね!」「園長先生、この虫なんですか?」と尋ねてきました。僕も気になったので「恐らく粘菌だと思います」と返事をしながらよ〜く見てみました。すると、それはどう見ても粘菌とは違い、動いているので「もしかすると、ヒルかも知れませんが、後で調べておきます」とお返事をして、その生き物が後から登園してくる子どもたちに踏み潰されないように枝で摘み上げ草の中へ放り投げて(逃して)あげました。そして、この生き物の正体を調べたところカタツムリやナメクジ、ミミズや小型の昆虫を捕食する“コウガイビル”という生き物であることがわかりました。それにしても、森のこども園には動物だけでなく様々な生き物が生息していることを思わされます。
さて、午前中、全園児がホールに会し一学期の終業式を行いました。4月から大きな事故や怪我なく無事に過ごすことができたことを感謝し、明日からの夏休み期間中に気をつけて欲しいことを先生たちが寸劇で伝えてくれました。終業式の前後の時間で5歳児ひかり組の子どもたちは味噌の天地返しを行い、保育室中、味噌の香りにつつまれていました。自分で描いたラベルが貼られた樽は修了式までじっくり熟成してくれることでしょう。一仕事を終えて安心したのか、K君はカプラ(蓋の板も)やブロックを使った楽しそうな遊びを考え夢中になっていました。また、2歳児りんご組の子どもたちは北園庭の砂場やキャンプの際に張られたタープの下でごっこ遊び(ままごと!?)をしていましたが、日頃の保育そのものが再現されているかのように、♪めぐみのか〜み〜さ〜ま〜・・・、と食前の讃美歌を歌い、お祈りをしてから出来上がって(作った)料理を食べていました。そんな子どもたちに「園長先生にもちょうだい」とお願いしてみたのですが、笑って「ダメ〜!」と一蹴されてしまいました。残念・・・。
畑のきゅうりやナスが順調に育つだけでなく、南園庭の上の斜面に見事なゆりの花がひっそりと咲いていました。周りの草を刈ってあげれば皆に気づいてもらえるだろうに・・・。時間がある時、刈払いでもしてあげようかなあ!?そんなことを思いながらレンズを向けました。
一方、来週から朝から登園してくることになる児童クラブの子どもたちが夢中になって取り組んでいたこと、それは夏休みの宿題と、僕は知らなかった“はたらく細胞”というアニメの何かを作っていました。僕は小学生時代、長期休みの宿題は休みが終わる数日前に叱られ、泣きながら取り組んでいたため、夏休みに入ったばかり(厳密には入る前に)に済ませてしまおうとする子どもたちに驚かされます。
最後に、4月からのあっという間の数ヶ月、保護者の皆様には園の保育や運営についてご理解ご協力を頂けましたこと感謝致します。1号認定の子どもたち以外は明日以降も登園してくれますが、暑くなると言われている夏、子どもたち保護者の皆さん、そして職員の健康が守られること、休み明けも元気に登園してくれることをお祈り致します。