2024.10.07 あっという間
キンモクセイの小さな花の香りが心地よい風に運ばれてきたのも、この数日の雨に打たれ儚くもあっという間に散り始め、ほんのわずかな期間だけの香りもなくなり、根本の地面にはオレンジ色のジュータンができている様子から着実に秋が深まってきていることを感じさせられます。一方で畑の秋冬野菜たちが順調に育っていますが、そんな野菜に混ざって野菜の育ちに影響を与える雑草も育っています。そこで4歳児そら組のS君に「この葉っぱ取らないと、野菜がやられちゃうから抜くの手伝ってくれないかなあ?」とお願いしてみると、「いいよ!この葉っぱ?」と返事をしてくれてしっかり野菜の芽と見分けながら抜いてくれました。その様子を見て次々と子どもたちが加わって上手に草を抜いてくれました。そんな子どもたちに草むしりが継続してくれることを願い「これからも草が生えてきたら抜いてね」とお願いしましたが、そうでないと、ぶどう組の屋根の雨樋で育っている松やケヤキや雑草のようになってしまうことでしょう。そら組の子どもたちが片付けをして保育室へ戻る時間になっても、それまで水溜りで砂遊びをしていたI君はバケツに詰めた砂を丁寧に取り出す作業に取り組んでいます。バケツを逆さまにして衝撃を与えると簡単に空っぽにできるのにと思うので「逆さまにして出したら?」と声をかけたのですが、和菓子職人があんこを仕込んでいるかのように黙々と作業に取り組み満足して保育室に戻っていきましたが、その顔には泥水が跳ねてホクロができていました。
どうやら先週土曜日に隣接する森の下草払いが行われたようで、これまで見えなかった植物が見られるようになりました。